商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 鈴木出版 |
| 発売年月日 | 2024/01/24 |
| JAN | 9784790254409 |
- 書籍
- 児童書
ソリアを森へ
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ソリアを森へ
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商品レビュー
4.5
7件のお客様レビュー
10代がえらぶ海外文学大賞大賞作。 マレーグマのソリアを森へ帰す。その姿は社会に出る若者の姿にも重なるかも。 ベトナムの自然保護活動家の自伝的グラフィックノベル。日本の「まんが」とは異なる描写表現にも引き込まれる。
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生後2週間で保護されたマレーグマのソリア。母親がおらず、主人公のチャーンが親代わりとなってソリアを野生に返す話だ。 マレーグマについては全く知らなかったが、この本でその生態や愛らしさ、そして厳しい現実がよくわかる。 野生動物が暮らしていた森や自然を、人間が自らの欲望のために破壊...
生後2週間で保護されたマレーグマのソリア。母親がおらず、主人公のチャーンが親代わりとなってソリアを野生に返す話だ。 マレーグマについては全く知らなかったが、この本でその生態や愛らしさ、そして厳しい現実がよくわかる。 野生動物が暮らしていた森や自然を、人間が自らの欲望のために破壊していく。絵本だからこそ伝わる、文字にならない現状の悲惨さに胸を痛める。ペットとして野生動物を飼うことや、観光利用のための開発のシーンもあり、日本にいるからといって、全く無関係ではないと思わされる。 絶滅の危機にある野生動物を、動物園等で保護するだけではいけない。その生き物が自然に野生の状態で生きていくには、環境を守らなければいけない。 チャーンは苦手な英語も、性別の壁も、年齢の壁も、努力と根気で乗り越える強い少女だ。そんな彼女だからこそ、気弱で愛らしいソリアを野生に返すことができたのだと思う。 そしてイラストの美しさがすばらしい。漫画のようなコマ割りの工夫もあって、文字を読みながらイラストも味わうことができた(普通の絵本は文字が固まって書かれていることが多いので、絵も一緒に楽しむのは苦手派)。野生動物の生き生きとした表情や、自然の美しさ、悲惨な現状も心に刺さる。 この作品は、今年から始まった「10代がえらぶ海外文学大賞」で大賞に選ばれた。ノミネート作品全てを読めているわけではないが、多くの10代がこの作品を選んだことに関心するし、これをきっかけに多くの人に手に取ってほしい作品だとも思う。
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自然保護活動家チャン・グエンの自伝的グラフィックノベル。何頭かのクマの話をもとに少し整理して描いてあるようなのでどこまで事実ベースなのかはわからないけれど、マレーグマの生態などは忠実に描かれているみたい。 とにかく絵がすばらしい。はじめおくびょうで、だんだんたくましくなるマレー...
自然保護活動家チャン・グエンの自伝的グラフィックノベル。何頭かのクマの話をもとに少し整理して描いてあるようなのでどこまで事実ベースなのかはわからないけれど、マレーグマの生態などは忠実に描かれているみたい。 とにかく絵がすばらしい。はじめおくびょうで、だんだんたくましくなるマレーグマのソリアの様子も生き生きしているし、主人公のチャーンも目がつよくて表情がかがやいてる。 ソリアを森へ返すとき、すぐには離れないで何か月も見まもりながら一緒に森で暮らすところ、すごいなあ。どれくらい事実なのかは知らないけど、すごく深い思いが伝わってくる。
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