商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/01/24 |
JAN | 9784065338193 |
- 書籍
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きらん風月
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きらん風月
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商品レビュー
3.8
26件のお客様レビュー
木挽町のあだ討ちが大変面白かったので期待して読んだが うんまあふつう 山中鹿之介を架空のヒーローに仕立て上げた鬼卵と老中を引退し国元でも煙たがられていた松平定信が邂逅したら という話 尼子十勇士の仕掛け人はこの人だったのね
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大飢饉続発による財政逼迫、田村意次政策による庶民の幕政不信。それらの政治課題に対して老中として真っ直ぐに取り組んだ一方で、圧政が過ぎるとの誹りを受けた松平定信が、政務を退いてのちに戯作者栗杖亭鬼卵と交わる。己の施した政への市井の評価は如何なるやと気になる定信に、自らの生い立ちを語...
大飢饉続発による財政逼迫、田村意次政策による庶民の幕政不信。それらの政治課題に対して老中として真っ直ぐに取り組んだ一方で、圧政が過ぎるとの誹りを受けた松平定信が、政務を退いてのちに戯作者栗杖亭鬼卵と交わる。己の施した政への市井の評価は如何なるやと気になる定信に、自らの生い立ちを語りつつ臆することなく飄々と応答する鬼卵。結局は語らう時点で是も非もないが「世の中の人と多葉粉のよしあしは煙となりて後にこそ知れ」とな。なるほど、改革をすれば利を得る者あれば損を被る者あり。総じてその評価は時を経て振り返るしかない。
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晩年の戯作者の栗丈亭鬼卵と引退した松平定信が邂逅したという話。 自分の生い立ちを定信に話して聞かせるという形で進む。 栗丈亭鬼卵という人を知らないので、どこまで史実に基づいているのかわからず読み進めたが、当時の人たちが絵や詩や浄瑠璃、歌舞伎などを必要としたことはよく理解できた。 ...
晩年の戯作者の栗丈亭鬼卵と引退した松平定信が邂逅したという話。 自分の生い立ちを定信に話して聞かせるという形で進む。 栗丈亭鬼卵という人を知らないので、どこまで史実に基づいているのかわからず読み進めたが、当時の人たちが絵や詩や浄瑠璃、歌舞伎などを必要としたことはよく理解できた。 政や飢饉のこといろいろ書きたいことがたくさんあるのはわかるが少し詰め込みすぎで結局こちらに伝えたいことがよくわからなかった。 エンタメ小説というより研究により栗丈亭鬼卵の人となりはこうだったよ、という発表のよう。
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