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日本のクラシック音楽は歪んでいる 12の批判的考察 光文社新書1290
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日本のクラシック音楽は歪んでいる 12の批判的考察 光文社新書1290

森本恭正(著者)

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日本のクラシック音楽は歪んでいる 12の批判的考察 光文社新書1290

968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2024/01/17
JAN 9784334101961

日本のクラシック音楽は歪んでいる

¥968

商品レビュー

3

6件のお客様レビュー

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2024/08/26

前に読んだ「西洋音楽論 クラシックに狂気を聴け」と重なるところも多い著作。同様にこの本の当否について私は判断することは出来ない。だが、聖書学を少しかじりテキストクリティークという概念に触れた身としては、何事においても疎かにしてはいけない基本中の基本「原典にあたる」ということが、日...

前に読んだ「西洋音楽論 クラシックに狂気を聴け」と重なるところも多い著作。同様にこの本の当否について私は判断することは出来ない。だが、聖書学を少しかじりテキストクリティークという概念に触れた身としては、何事においても疎かにしてはいけない基本中の基本「原典にあたる」ということが、日本クラシック音楽界でなされていなかったとすれば、とても信じがたいことでありそれだけで批判されても仕方が無いと思えるのだが。

Posted by ブクログ

2024/03/16

半日ほどで読めた。 著者は、作曲家・指揮者と書かれているものの、ついぞ目にしたことはない。 なかなか強烈な著者の思い入れ(思い込み)にあふれた内容で、とりわけ邦楽の根幹は盲人によってのみ作られたとする理解には腰を抜かした。 ここまで好き勝手を書いた本を出版する光文社も度量が広い。

Posted by ブクログ

2024/03/02

例えば日本に西洋音楽を持ち込んだ明治人の批判とかはおれにはわからないんだけど、とにかく音楽に関していろんなことに気付かせてくれた。 楽譜の忠実な再現してを求めた一時的な新即物主義の時代に井口基成はヨーロッパに行ったから、それが日本の西洋音楽を形作った。旋法の音楽が調性の出現で変化...

例えば日本に西洋音楽を持ち込んだ明治人の批判とかはおれにはわからないんだけど、とにかく音楽に関していろんなことに気付かせてくれた。 楽譜の忠実な再現してを求めた一時的な新即物主義の時代に井口基成はヨーロッパに行ったから、それが日本の西洋音楽を形作った。旋法の音楽が調性の出現で変化しバロック音楽が生まれたが、このような音楽は西洋音楽だけ。音楽で話すためには、西洋の言語を知らないとわからない、それはドイツでドイツ語でドイツ時から長唄を習うようなもの。当道座という盲人の集団のみが音楽を作ってきた日本の特殊性。黒人の音楽性が寄与したのはリズムではなくハーモニー。君が代は世界で唯一の非西洋音楽の律旋法で書かれた国歌。西洋音楽は語るが日本の音楽は自然にあるもの。調性音楽と階級社会の親和性。モーツァルトやベートーヴェンらは当然ですが相対音感だったこと。スウィングはアフリカ大陸ではなくバロックのイネガルに由来する。絶対音感を色覚に喩え、それが音楽性の豊かさとは別物であること。人工知能のつくる音楽やデジタル化された音楽についてなどなど。

Posted by ブクログ

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