商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 柏書房 |
発売年月日 | 2024/01/15 |
JAN | 9784760155569 |
- 書籍
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密航のち洗濯
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密航のち洗濯
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商品レビュー
4.8
8件のお客様レビュー
心に沁みました。 「一人の人間の故郷を奪い、そこに戻ることを阻んだ諸要因を肯定するつもりはない。だが、人も場所も変わり続ける。尹紫遠の居場所はとうの昔になくなっていたはずだ。そういうものだろう。 」
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戦後の在日朝鮮人史の始まりと、日本政府の外国人管理システムのそれとは、ぴったり重なっている(277頁)日本の移民、難民の受け入れ経緯を知るに在日一世の書き表した生活史は欠かせないはずが、あまりにも数が少ないことも分かりました。
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表紙を捲ると家族のプロフィールが書いてあるんだけど、長男と次男は上智を卒業して金融機関に就職しているんだけど、それに対して長女の逸己さんが「定時制高校を経て20歳で長男を出産」という箇所にひっかかりながら読み進めた。 主題の密航と話は逸れるのだが、逸己さんが「女だから」という理...
表紙を捲ると家族のプロフィールが書いてあるんだけど、長男と次男は上智を卒業して金融機関に就職しているんだけど、それに対して長女の逸己さんが「定時制高校を経て20歳で長男を出産」という箇所にひっかかりながら読み進めた。 主題の密航と話は逸れるのだが、逸己さんが「女だから」という理由で当たり前のように進学しなかったり(逸己さんは妊娠したため定時制高校を卒業できなかった)認知症の母親の面倒を見るために仕事を辞め生活保護を申請するという事実に愕然としてしまった。 女が生まれても何とも思わないけど男だとわかったら涙が止まらない、という父(尹紫遠)の日記もダメージが強かった。 皆想像を絶するような辛い思いをしているのだけど、その中でもさらに弱い立場の人がいる。
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