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アフェイリア国とメイドと最高のウソ
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アフェイリア国とメイドと最高のウソ

ジェラルディン・マコックラン(著者), 大谷真弓(訳者)

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アフェイリア国とメイドと最高のウソ

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2024/01/10
JAN 9784092906556

アフェイリア国とメイドと最高のウソ

¥1,980

商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

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2024/08/10

傑作でした。分厚いから、2日に分けて、と読み始めた一冊。意に反して、途中で止めることが出来ず、半日で読了。自然災害による脅威、情報のコントロールと、自分だけ良い目をみようとする権力者たち。まさかのときに、ふと立ち止まって、俯瞰できる人でありたいな、と思いました。

Posted by ブクログ

2024/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

○対象は高校生くらいからだと思う ○表紙イラストから、かわいいファンタジーかと思って読み始めたらだまされた ○新聞「ザ・ヴォイス」が恐い ○読んでいるうちに、“今”の私たちの住む世界を思う ○政治家の人は読んだほうがいいんじゃないかな ○同じ人間でも、よい心と悪い心が入れ替わり立ち替わり アフェイリア国の最高指導者のマダム・スプリーマは降り止まない雨について国民に嘘の発表をしたのち、姿を消した 夫のティモールはメイドのグローリアを影武者に乗り切ろうとするが… ○アメリカで1927年ミシシッピ川で起きた災害~モデルにしたもの …非常事態のなか、人種差別、偏見、ウソが蔓延り人の残酷な面が浮き彫りになった …あとがきより

Posted by ブクログ

2024/03/25

アフェイリア国では大雨が2か月つづき、洪水の危険が迫っているが、指導者たちは偽りの安全安心情報を出すばかりで、ただ手をこまねいている。そんななか、最高指導者の「スプリーマ」がこっそり逃げ出してしまい、彼女の犬と夫が残された。夫は、スプリーマのメイドで15歳のグローリアに代役をさせ...

アフェイリア国では大雨が2か月つづき、洪水の危険が迫っているが、指導者たちは偽りの安全安心情報を出すばかりで、ただ手をこまねいている。そんななか、最高指導者の「スプリーマ」がこっそり逃げ出してしまい、彼女の犬と夫が残された。夫は、スプリーマのメイドで15歳のグローリアに代役をさせることを思いつく。グローリアは、街に出ていって人々を力づけ、人気を博すが、だんだんそれだけではやっていけない政治の闇があらわになる……。 むむむ……断章をつみかさね、すばやい切りかえを駆使しながらテンポよく語るというねらいなのかもしれないけど、その分、サイドストーリーも増え、話の流れが複雑になった印象。グローリアが政治的にけっこう詰んだ状況に置かれているのと、途中途中でけっこうな犠牲者や、動物の死がたくさん(でもさらりと)描かれるのも、リアルといえばリアルだけどちょっとつらい。 「最高のウソ The Supreme Lie」とタイトルにあるけど、どれかひとつでバッチリ解決が生まれるわけじゃなく、スプリーマの振りをするといううそを皮切りに、いっぱい小さなウソを組み合わせ、そこに偶然のラッキーなども重なって大団円へ向かうという形かな。

Posted by ブクログ

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