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かわいいピンクの竜になる
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かわいいピンクの竜になる

川野芽生(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 左右社
発売年月日 2023/12/29
JAN 9784865283952

かわいいピンクの竜になる

¥2,090

商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2024/09/03

表紙のイラスト、どんなポージングか分からずに二度見してしもた。 川野先生、アセクアロマの人なんか…なるほど…。 好きなものと自分自身の指標にまっすぐな人なんだなあと実感。

Posted by ブクログ

2024/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の文体やモチーフが好きなのだけれど、短歌も小説も、どうして姓にまつわるはなしが多いのだろう、それもひどく生々しくて、身に覚えがありすぎて、苦しくなるようなものが。と思っていたところ、エッセイが出ていたので読んでみた。 「女の子らしい」「かわいい」服装=「男性から性的対象として見られたいと思っている」ように見られる。だからと言って、 「男性から性的対象として見られたくない人がみなかわいい服を着ることを避けたら、結果的に「かわいい服を着ている」=「男性から性的対象として見られたい」 が成立してしまう。それはなんとしてでも阻止しなければ、かわいい服だってかわいそうではないか。」 こんなにも性を意識せざるを得ないのは、著者が他者からそう見られがちだから、なんだろうなあ。 「最果ての実り」という小説は、ほぼ実体験だったりするのだろうか。 それは、きっと辛いし怒りも覚えるだろう。 読んでいて思い出したことがたくさんある。 たとえば、私は、若い頃とても痩せていて、胸も全くなくて(今もないが)、職場でそれをいじられて「たいら」って呼ばれていた。すごく嫌だったし、今思えばものすごくセクハラだなあ、と。ただ、別に「たいら」なのは嫌いじゃないし、どちらかというと気に入っている。 それをあるように見せる必要は感じない。 読んでいて思い出した友人たちもいる。 化粧は「身だしなみ」としてするものではなく、「変身するため」にするものだと言っていたひと。 自分の個展のためにウェディングドレスを借りたひと。 自分が感じたことのある「性」に対する違和感や、話の通じなさが言語化された、と思う部分が、とても多かった。 同時に、さっぱり分からん…と思う部分も、たくさん、あった。 「美しいと思うことはつねに対象への搾取である」 このような視点は持ったことがなかった。まだ咀嚼できていないので、心に留めておきたい。 作中に出てきた映画や本は触れてみたいと思った。ロリータブランドもいくつか検索してみた。自分では着ないけど、見るのは好き。 作者の文体や世界もやはり好き。 何かにつけ、思い出す本になるだろうな、と思った。

Posted by ブクログ

2024/08/07

ロリータファッションへの愛が伝わってくるだけでなく、女の子や男の子、女性や男性で包括される捉え方に警鐘を鳴らしている。まず自分であることにこだわり、それを支えている戦闘服としてのロリータファッション。面白い。 かわいいは男性が女の子を搾取している言葉というのも納得。

Posted by ブクログ

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