商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 左右社 |
発売年月日 | 2023/12/29 |
JAN | 9784865283952 |
- 書籍
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かわいいピンクの竜になる
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かわいいピンクの竜になる
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
強い意思と共に、苦しみながらも自分自身として生きていく姿は格好良くて、そしてとてつもなくかわいい。まさしくタイトルそのものの姿を体現されていて、どのエピソードも勇気づけられる。
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表紙のイラスト、どんなポージングか分からずに二度見してしもた。 川野先生、アセクアロマの人なんか…なるほど…。 好きなものと自分自身の指標にまっすぐな人なんだなあと実感。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者の文体やモチーフが好きなのだけれど、短歌も小説も、どうして姓にまつわるはなしが多いのだろう、それもひどく生々しくて、身に覚えがありすぎて、苦しくなるようなものが。と思っていたところ、エッセイが出ていたので読んでみた。 「女の子らしい」「かわいい」服装=「男性から性的対象として見られたいと思っている」ように見られる。だからと言って、 「男性から性的対象として見られたくない人がみなかわいい服を着ることを避けたら、結果的に「かわいい服を着ている」=「男性から性的対象として見られたい」 が成立してしまう。それはなんとしてでも阻止しなければ、かわいい服だってかわいそうではないか。」 こんなにも性を意識せざるを得ないのは、著者が他者からそう見られがちだから、なんだろうなあ。 「最果ての実り」という小説は、ほぼ実体験だったりするのだろうか。 それは、きっと辛いし怒りも覚えるだろう。 読んでいて思い出したことがたくさんある。 たとえば、私は、若い頃とても痩せていて、胸も全くなくて(今もないが)、職場でそれをいじられて「たいら」って呼ばれていた。すごく嫌だったし、今思えばものすごくセクハラだなあ、と。ただ、別に「たいら」なのは嫌いじゃないし、どちらかというと気に入っている。 それをあるように見せる必要は感じない。 読んでいて思い出した友人たちもいる。 化粧は「身だしなみ」としてするものではなく、「変身するため」にするものだと言っていたひと。 自分の個展のためにウェディングドレスを借りたひと。 自分が感じたことのある「性」に対する違和感や、話の通じなさが言語化された、と思う部分が、とても多かった。 同時に、さっぱり分からん…と思う部分も、たくさん、あった。 「美しいと思うことはつねに対象への搾取である」 このような視点は持ったことがなかった。まだ咀嚼できていないので、心に留めておきたい。 作中に出てきた映画や本は触れてみたいと思った。ロリータブランドもいくつか検索してみた。自分では着ないけど、見るのは好き。 作者の文体や世界もやはり好き。 何かにつけ、思い出す本になるだろうな、と思った。
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