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謎の平安前期
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謎の平安前期
¥1,100
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商品レビュー
3.3
19件のお客様レビュー
話をごちゃ混ぜして理解不能
意味不明なタイトル通り、期待外れ。女性側から平安朝をみたものでオリジナルな例え話が多すぎ。
tk
非常に情報量が多く、頭にすんなり入っていかなかった部分も多々あったが、面白かった。 護送船団で固めた嵯峨体制、それを摂政へと塗り替えた藤原良房。伊勢、賀茂、春日の斎宮の話。奈良時代に比して女性のステータスが下がり、政治に参加できない分、サロンを作り、そこから本名さえ残されていない...
非常に情報量が多く、頭にすんなり入っていかなかった部分も多々あったが、面白かった。 護送船団で固めた嵯峨体制、それを摂政へと塗り替えた藤原良房。伊勢、賀茂、春日の斎宮の話。奈良時代に比して女性のステータスが下がり、政治に参加できない分、サロンを作り、そこから本名さえ残されていない清少納言や紫式部が現れたり、男性貴族が力を見せびらかそうと十二単へと極端化していく。
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咀嚼できてない部分もあるが、一気に読んだ。とくに第八章の紀貫之の話は、元々古今和歌集の仮名序に関心があったのでとても面白かった。 いわゆる六歌仙の時代は和歌不遇の時代で、紀貫之らによる古今和歌集は和歌復権の旗印だったと。 仮名序で6名の名を挙げながら全然褒めてないとは知っていたけ...
咀嚼できてない部分もあるが、一気に読んだ。とくに第八章の紀貫之の話は、元々古今和歌集の仮名序に関心があったのでとても面白かった。 いわゆる六歌仙の時代は和歌不遇の時代で、紀貫之らによる古今和歌集は和歌復権の旗印だったと。 仮名序で6名の名を挙げながら全然褒めてないとは知っていたけど、貫之にしてみれば、柿本人麻呂や山部赤人の時代が至高で、在原業平らのことは、最近にしちゃマシな方だけど和歌の魅力はこんなもんじゃない!みたいな扱いだったということか。 ただし、なぜそれが後に六歌仙などと呼ばれるようになったのか、の謎は深まった。 また、女性の活躍の場の変遷(というか活躍の場がなくなっていく様)の説明が詳しい。 古来には女性天皇が何人もいたのに平安期には誕生しなくなった。そのメカニズムについて考えたことがなかったので大変勉強になった。
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