商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 2023/12/19 |
JAN | 9784794973993 |
- 書籍
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免疫学夜話 遺伝子が語る
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免疫学夜話 遺伝子が語る
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
サピエンス免疫史みたいな感じで面白く読めた。 本題ではないんだけど、コウモリは飛行できる唯一の哺乳類なので離島や僻地で貴重な食料になってる一方、ウイルス耐性が強いだけでなく感染してもグッタリしないせいでパンデミックの引き金になりがち…という話がなるほど〜となった。
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自己免疫疾患って怖い。何故そんなことが起きるのか、ウイルスや細菌との闘いの末に自らを攻めることになるとは・・・ 腸内細菌大事にします✨
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これは「人類史」ですね。読んでよかったです。 太古の森、感染症で高熱に苦しみながら、ものかげにじっと身を潜めることしかできない先祖。そんな先祖と現代の自分を、著者の橋本求さんに「遺伝子」でつないでもらいました。 自己免疫疾患の患者のひとりとして、体や遺伝子のことを考えながら...
これは「人類史」ですね。読んでよかったです。 太古の森、感染症で高熱に苦しみながら、ものかげにじっと身を潜めることしかできない先祖。そんな先祖と現代の自分を、著者の橋本求さんに「遺伝子」でつないでもらいました。 自己免疫疾患の患者のひとりとして、体や遺伝子のことを考えながら読みました。 マラリアという感染症をご存じでしょうか。ハマダラカという蚊が媒介する「マラリア原虫」が原因です。 余談ですが、マラリア原虫はもと植物(藻類)なんです!知らなかった・・・、マジメに光合成していたのに、いつのまにか動物に手を出し、生き血をすすっとんです!コワ~(他にもそんなヤミ落ち元植物がおるらしですよ!)小ネタ満載です。 マラリアだと、赤血球ヘモグロビン遺伝子の変異で、「発症しにくい」ことがあるそうです。しかし、もしマラリアなどの感染症にかかったら、医療のない昔は「自分の免疫」で生き延びるしかないのです。 そんな人類のなかには、「免疫が活性化しやすい遺伝子」をもつひとたちが存在したようです。マラリアなどの感染症にかかったとしても、免疫の力で生き延びる確率が高まります。 しかし、「免疫が活性化しやすい遺伝子」は感染症には有利でも、何かの拍子に過剰に働きだすと、免疫が自分を攻撃してしまい、自己免疫疾患の発症につながります。 わたしが病気を発症とき、自分の行いの悪さが原因なのか?と思っていました。 でも、すべてがそうではないみたいですね。 わたしのなかにも「免疫が活性化しやすい遺伝子」があるようです。この形質は、ご先祖様が生き延びるのに役立っていたんです。 それを知って、自分だけが悪いわけでもないし、ご先祖様が悪いわけでもない、と理解できました。 このことを知ったからといって、病気がよくなるわけではありませんが、なんとなく気持ちが落ち着きます。 ただ、自己免疫疾患を発症するかしないかは、遺伝子だけでは決まらないようです。 その事例として、一卵性双生児の姉妹が取り上げられます。 お姉さんは、自己免疫疾患を発症、かたや妹さんは終生何事もなかったそうです。 そのなぞについて、清潔、寄生虫、腸内細菌叢について語られています。 自分でもできることがありそうです。 この本を読みすすめると、発症の有無にかかわらず、今を生きるすべのひとが、何らかのリスク遺伝子を持っているいる可能性を感じました。 病気だけでなく、生活リズムに関しても、絶滅した旧人類の遺伝子が関与していたりします。 わたしたちの遺伝子がどんな歴史をたどってきたのか、自己免疫疾患、アレルギーの視点で書かれています。ひとつひとつの話題を短くまとめた構成で、読みやすいです。 ご自分のからだのことを想いながら「遺伝子の語り」に耳をかたむけてみては、いかがでしょうか。
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