商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春陽堂書店 |
発売年月日 | 2023/12/05 |
JAN | 9784394904670 |
- 書籍
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入門 山頭火
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入門 山頭火
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
分け入つても分けいつても青い山 の句と前書きから山頭火を読んでいく。 町田康の文章の矛盾の描き方が滅茶苦茶すきだ。 矛盾が煮詰まって煮詰まって主人公が自分自身というものに疲れ切る。その後の現実世界のやりとりのパキッとした場面。癖になる…。 私へ:政治的な立ち位置などはあまり...
分け入つても分けいつても青い山 の句と前書きから山頭火を読んでいく。 町田康の文章の矛盾の描き方が滅茶苦茶すきだ。 矛盾が煮詰まって煮詰まって主人公が自分自身というものに疲れ切る。その後の現実世界のやりとりのパキッとした場面。癖になる…。 私へ:政治的な立ち位置などはあまり描かれていなかったので釣られて他の本を読むときは注意したほうがいいかもしれない。思った感じと違うと思われる。
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詩人や歌人というのは、文学をやる人たちの中でも、一番不器用で不細工な人が多いような気がする。町田康氏が自身とも重ね合わせながら、時に軽妙に噛み砕いて吐き戻していく様子が、オモロい。
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実は山頭火のことをよく知らない。 なんとなく、凄い詩人、俳人らしい、という知識がある程度。 そこにこの本を読んでしまった。 町田康さんの、べらんめえというか、話し言葉というか、思ったまま書くというか、 すぐどこかに飛んで行ってしまう技法のもとで、山頭火の生涯を知る。 薄い知識で...
実は山頭火のことをよく知らない。 なんとなく、凄い詩人、俳人らしい、という知識がある程度。 そこにこの本を読んでしまった。 町田康さんの、べらんめえというか、話し言葉というか、思ったまま書くというか、 すぐどこかに飛んで行ってしまう技法のもとで、山頭火の生涯を知る。 薄い知識では哲学的な人のようなイメージがあった山頭火。 町田さんの前でもろくもそのイメージは崩れました。 ただの酒飲み、放蕩息子。そもそも親もダメ。財産潰しで息子山頭火も大学中退。 九州に逃げ、家族を持つも、一念発起?家族を置いて東京に戻る。 でもカネに困り、、、そう、このひと常に金には苦労している。 そんななかついに仏門に入り、托鉢みたいなもんで凌ぐようになるが、 それも続かない。 今度は庵を構えようとするが、ここでもカネがいる。支援者を頼り、会費を頼るも 会報を出すカネすらない、、、 ぐだぐだ。 そんな中で彼の詩は生まれる。 人間、そんなもんだ。それでいい。
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