商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春陽堂書店 |
発売年月日 | 2023/12/05 |
JAN | 9784394904670 |
- 書籍
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入門 山頭火
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入門 山頭火
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
実は山頭火のことをよく知らない。 なんとなく、凄い詩人、俳人らしい、という知識がある程度。 そこにこの本を読んでしまった。 町田康さんの、べらんめえというか、話し言葉というか、思ったまま書くというか、 すぐどこかに飛んで行ってしまう技法のもとで、山頭火の生涯を知る。 薄い知識で...
実は山頭火のことをよく知らない。 なんとなく、凄い詩人、俳人らしい、という知識がある程度。 そこにこの本を読んでしまった。 町田康さんの、べらんめえというか、話し言葉というか、思ったまま書くというか、 すぐどこかに飛んで行ってしまう技法のもとで、山頭火の生涯を知る。 薄い知識では哲学的な人のようなイメージがあった山頭火。 町田さんの前でもろくもそのイメージは崩れました。 ただの酒飲み、放蕩息子。そもそも親もダメ。財産潰しで息子山頭火も大学中退。 九州に逃げ、家族を持つも、一念発起?家族を置いて東京に戻る。 でもカネに困り、、、そう、このひと常に金には苦労している。 そんななかついに仏門に入り、托鉢みたいなもんで凌ぐようになるが、 それも続かない。 今度は庵を構えようとするが、ここでもカネがいる。支援者を頼り、会費を頼るも 会報を出すカネすらない、、、 ぐだぐだ。 そんな中で彼の詩は生まれる。 人間、そんなもんだ。それでいい。
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町田康が種田山頭火の生涯・人間性を独断と偏見で語る一冊 それはもう本当に『わしはこう思う』で書かれた一冊 でも、町田康自身のパンクロッカーとしての経験だったり、酒に溺れていた過去だったりだとかと重ね合わせて語ってくれるので、なるほど!と思わせる説得力があります ただ(後半は特...
町田康が種田山頭火の生涯・人間性を独断と偏見で語る一冊 それはもう本当に『わしはこう思う』で書かれた一冊 でも、町田康自身のパンクロッカーとしての経験だったり、酒に溺れていた過去だったりだとかと重ね合わせて語ってくれるので、なるほど!と思わせる説得力があります ただ(後半は特に)さすがにこれは好意的に捉えすぎ、山頭火を擁護しすぎでは……ってな部分も見え隠れするので、もうちょい厳しい視点での意見も読んでみたかったかな 山頭火の生涯を語ってはいるのだけど、没年まで追っているわけではないです ので、巻末に掲載された山頭火の略年譜を見ると「ほえー、このあとこんなことしてたんかー」とか「んでこのあと○○年ののちにお亡くなりになるわけですねー」とか、色々と感慨深いものがあります 年表の数行を読んだだけでその時の人生に思いを馳せる事が出来るという、ちょっと不思議な体験も面白かったです
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山頭火のどうしようもない人生と町田康の文体の相性がいい。タイトルに「入門」とある通り、気楽に読める。続編が出る?
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