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女たちのベラルーシ 革命、勇気、自由の希求
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女たちのベラルーシ 革命、勇気、自由の希求

アリス・ボータ(著者), 岩井智子(訳者), 岩井方男(訳者), 越野剛(監修)

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女たちのベラルーシ 革命、勇気、自由の希求

2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春秋社
発売年月日 2023/12/05
JAN 9784393333907

女たちのベラルーシ

¥2,420

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2024/03/31

2020年、ベラルーシで起こった社会的運動について、様々な運動を取材してきた筆者が聴き、感じたことを綴っている。このベラルーシでの一連の運動は、基本的権利・自由・自決を求めるで戦いである。これら自体はヨーロッパの歴史を鑑みれば当然の運動といえる。 筆者によると、この運動の特異点は...

2020年、ベラルーシで起こった社会的運動について、様々な運動を取材してきた筆者が聴き、感じたことを綴っている。このベラルーシでの一連の運動は、基本的権利・自由・自決を求めるで戦いである。これら自体はヨーロッパの歴史を鑑みれば当然の運動といえる。 筆者によると、この運動の特異点は、抗議運動が男性だけではなく女性による貢献が大きかったことである。女性の自己克服とエンパワーメント、この視点からベラルーシ抗議運動が語られている。 アレクサンドル・ルカシェンコ最大の危機がどうして2020年が契機となったのか。それは新型コロナウイルスによるパンデミックがひとつの要因であると筆者は述べている。パンデミックにより、国家が生命や権利をどのように扱うのかが明らかとなった。それにより、政治に対しての意識が希薄であった層が奮起した。まとめるとこのような定型文になってしまうが、奮起までにそれぞれ個別のエピソードがある事を改めて実感した。 政治、抗議運動における、草の根活動やティーパーティーの重要さはここにあるのでは、と考えるようになった。 筆者の取材対象が女性のみに偏っていること、またジャーナリストという性質から、いささかセンセーショナルな表現が多い。その点を考慮しても、社会的、文化的な差別(性差)が、行動や思想を制限してきた構造の一端を分かりやすく見ることができた良書であった。

Posted by ブクログ

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