商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2023/11/28 |
JAN | 9784309629551 |
- 書籍
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一冊でつかむ世界の神話 ビジュアル版
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一冊でつかむ世界の神話 ビジュアル版
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商品レビュー
5
6件のお客様レビュー
詳細はあとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-2113.html ギリシャから北欧、ケルト、エジプト、インドまで それぞれの神話の概要がまとめられていてわかりやすい本です。
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ゲームや漫画も好きな私にはぴったりの概要本。 色んな作品に神話の人名やモチーフが出てくるけれど、ギリシャ神話しか分からない。しかもギリシャ神話を読んだのも随分昔。そのあたりを少し学びたいなと思って購入。一冊で8つの地域の神話についてざっくりまとめてくれていて、しかもイラストや資...
ゲームや漫画も好きな私にはぴったりの概要本。 色んな作品に神話の人名やモチーフが出てくるけれど、ギリシャ神話しか分からない。しかもギリシャ神話を読んだのも随分昔。そのあたりを少し学びたいなと思って購入。一冊で8つの地域の神話についてざっくりまとめてくれていて、しかもイラストや資料、地図を用いて説明しているのでかなりわかりやすかった。 とはいえ神話自体がはっきり明記されてない部分もあるからか、難解なところもあったのでゆっくり読みました。 しかし神話は信仰される地域や、その人々の考えに左右されると言われていますが、本当にその通りで、「自分の地域に威厳を持たせるために、祖を神と位置付けた→みんなそうしたからこの神には妻が多い」などの話を読むと、なんだか神話って少し世俗的でちょっと笑ってしまいます。
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学生時代は世界史や文化史に悩まされてきたが、イラスト付きでわかりやすく、より深く学び直したいと思うきっかけとなる良書だった。 手に取ったきっかけは絵画をより理解したかったから。特にギリシア神話の章で絵画でよく取り上げられるテーマについての理解が進み、あの絵はこの場面で作者にこ...
学生時代は世界史や文化史に悩まされてきたが、イラスト付きでわかりやすく、より深く学び直したいと思うきっかけとなる良書だった。 手に取ったきっかけは絵画をより理解したかったから。特にギリシア神話の章で絵画でよく取り上げられるテーマについての理解が進み、あの絵はこの場面で作者にこんな意図があったのか!と、背景を知ることができ嬉しかった。 また副産物的に、(飛躍的ではあるが)人間はやはり古代から本質的には変わらず、愚かな生き物であると改めて認識できたことも個人的には良かった。 そう考えた理由の1点目としては、同じ失敗を繰り返しているからだ。 たとえ最高神として崇められていても、その地位に甘んじ驕り高ぶると失脚する。この事実を古代の人間が認識し、文章として残してくれているにも関わらず、同じような理由で滅びゆく人がまだ存在しているのは面白いと思う。 2点目としては事実よりもストーリー理解が得意な生物であること。 複数の神話に、“洪水が起こるのは神が失敗をやり直そうとしたから”というストーリーがつけられていたり、“川や大地は死んだ神の体から創造されている”ストーリーになってたりする共通点があった。 当時は科学的に証明できなかったことやストーリーとして繋げる方が記録しやすい、という理由もあるが、ただ事実として捉える(洪水が起こった、大地があるなど)のではなく、そうなった理由を当時の人は求めていたのではないかと考えた。 現在でも人間は事実よりも、後付けの理由やストーリー理解を本能的に優先してしまうことがあるという。愚かで変わらないんだなと思った。 そして、聖書とも複数の共通点が見つかった。例えば、オリエント神話の猫の女神バステトと新約聖書のマグダラのマリアはきっかけを経ることで良い方向に変われることを暗示している点で共通している。国や時代が変わっても、人は罪を犯してもやり直しがきくという赦しをどの時代の人間ももこうていたんだなと思った。そして現代を生きる自分にとっても共通していて、本当に愚かだと思った。 愚かだと悲観するのではなく、愚かであって当たり前であることを認識し、そんな自分を受容するきっかけにもなった。
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