いちばんすきな花 シナリオブック 完全版(上)

生方美久

• 販売会社／発売会社: 扶桑社
• 発売年月日: 2023/11/18
• JAN: 9784594096380

商品レビュー

2024/10/17

生方さんの脚本が好き。毎話染みる。生きづらさや、いろんなところに共感する。どんなに良い俳優も脚本次第だと思う。男女の友情は成立すると思っている。主人公4人の掛け合いがまた面白い。

2023/12/31

Silentの生方さんの作品です。言葉が繊細なのは相変わらずで流石ですね。個人的には、Silentも悪くないとは思っていますが、主人公がすぐに前の恋人のところに戻ってしまったのが感情移入できずダメでした。一番好きな花の方が感情移入しやすのですが人それぞれの感じ方ですね。４人の出会いが不自然とか、あってすぐに二人組の話はしないとか、不自然さをあげられていますが、自分はそれほど気になりませんでした。重いと感じる人には不自然に感じるんでしょうね。物の感じ方は人それぞれだと改めて感じました。
シナリオブックなので、小説とは違って、テレビを見た人には情景が浮かぶものとなっていますが、いきなりこれを読んでも物語の感情の機微はわからないだろうなと思いました。本屋には売っていなくてアマゾンで買いましたし。個人的には情景が浮かんできて良かったです。生方さんの才能はすごいと感じました。

2023/12/25

3話
純恋「両想いって好き同士のことだよ」
椿「両思いは、好き同士のことだけど、でも、好き同士が両想いとは限らなくて…」
純恋「なにそれ」
椿「好きってパッケージに満足してるだけみたいな。想えてないんだよ。それでいえば、片想いですらなかった。それぞれ身勝手に好きだっただけで。むしろ好きって後付けで。結婚相手にちょうどいいから好きってことにして」

4話
杏里「男女平等って良い言葉になってんの怖くない？」
夜々「…」
杏里「隅々まで男女平等な世界、想像してみ？不具合多すぎて逆にどっちも生きにくいでしょ」
夜々、「たしかに」と思い、
夜々「…必要な区別をしてもらえないって、なによりも差別ですよね」