商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2023/11/20 |
| JAN | 9784121027801 |
- 書籍
- 新書
物語江南の歴史
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物語江南の歴史
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商品レビュー
4
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
20260528-0609 出だしから読みやすい。「一つの中国」というのは昔も今もバーチャルなのかもしれない。毛沢東も湖南人だった。中国五千年の歴史を江南の視座から読み解くのはなかなか刺激的だった。多様多元的な中国を中国自身が纏めあぐねているのではなかろうか、というのは著者の視点だが、一国二制度といいつつ香港を大陸側に包摂してしまおうとする中国共産党政府の意図もわかるような気がする。そして、台湾はやはり「中国」なのだろうか。
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中国史の中では辺境として扱われる江南(南方)の歴史を辿る。ただ、江南も中国の一部であり、北方や中国全体の動きに連動する。本書を通じて思ったのは、中国全体や北方の話にもそれなりに紙面が割かれていたこと。 長江下流域は、唐宋以降は経済の一大中心地であり、その帰趨は中国のみならず、世界...
中国史の中では辺境として扱われる江南(南方)の歴史を辿る。ただ、江南も中国の一部であり、北方や中国全体の動きに連動する。本書を通じて思ったのは、中国全体や北方の話にもそれなりに紙面が割かれていたこと。 長江下流域は、唐宋以降は経済の一大中心地であり、その帰趨は中国のみならず、世界史的な影響を及ぼしていた。それだけに、長江下流域の士大夫エリート層は政権中枢に対して、複雑な思いを抱えて斜に構える態度を取っていた。それに比べると、四川や湖広は史書に登場するのは早いものの、目立たない役回りだった。福建や広州は中国化されたのは遅かったが、外界とのつながりを持つことで、独自の存在感があったようだ。 政治の中心はいつの時代も北であったが、南方それぞれの地域で独自の歴史や発展があり、一つと考えてしまいがちな中国の多様な面が垣間見れた。
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中国が古代では江南が辺境であり、長く北方に対して優位に立てない歴史が続いたことが良く理解できた。現代でも文化的な差が北と南ではある様な印象があるが、その根拠がこの本に記されていた。
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