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レイシャル・プロファイリング 警察による人種差別を問う
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レイシャル・プロファイリング 警察による人種差別を問う

宮下萌(編著)

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レイシャル・プロファイリング 警察による人種差別を問う

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大月書店
発売年月日 2023/11/20
JAN 9784272240173

レイシャル・プロファイリング

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2024/01/02

宮下萌編著『レイシャル・プロファイリング 警察による人種差別を問う』(大月書店、2023年)は日本の警察の人種差別を取り上げた書籍である。外見と犯罪を結びつけて警察官が職務質問することはレイシャル・プロファイリングであり、差別である。東京弁護士会外国人の権利に関する委員会によるア...

宮下萌編著『レイシャル・プロファイリング 警察による人種差別を問う』(大月書店、2023年)は日本の警察の人種差別を取り上げた書籍である。外見と犯罪を結びつけて警察官が職務質問することはレイシャル・プロファイリングであり、差別である。東京弁護士会外国人の権利に関する委員会によるアンケート調査などから日本の警察に人種差別が存在することを可視化し、その不当性を多角的に検証する。 例えば警察官が「ドレッド・ヘアの人は薬物を持っていることが多い」と決めつけて職務質問する(「「レイシャル・プロファイリング」問題から考える…適切な職務質問のあり方とは?」TOKYO MX 2023年1月27日)。人種的偏見は違法ドラッグの問題理解である。日本人の違法ドラッグが深刻である。日本大学アメフト部や朝日大学ラグビー部など大学生の違法薬物が問題になっている。 警察官の薬物犯罪も起きている。福岡県警大牟田警察署生活安全課密漁係の警察職員は2023年12月14日午前9時頃に大麻取締法違反容疑で逮捕された。逮捕容疑は2023年6月下旬、自宅で大麻を栽培し、2023年10月には大麻を含んだ乾燥植物片0.046グラムを所持したこと。同じ大牟田警察署の生活安全課では2023年に別の警察職員の男が覚醒剤を使用したとして逮捕・起訴された。薬物事件の逮捕は2023年で2人目になる。 レイシャル・プロファイリングは職務質問だけでない。埼玉県警は外国人への先入観で誤認逮捕した。埼玉県警は2021年7月22日、外国籍の20代男性を入管難民法(不法残留)の疑いで誤認逮捕した。「入管庁の回答書には在留期限が更新されていることが書かれていましたが、担当した警察官がこれを見落として不法残留の疑いで逮捕した」(「埼玉県警が誤認逮捕 外国籍の男性を不法残留容疑で」テレビ朝日2021年7月23日)。男性は約7時間半も拘束された(「不法残留者の先入観…埼玉県警、外国籍男性を誤認逮捕 在留期限切れも更新の手続き中 7時間半後に釈放」埼玉新聞)。 先入観による誤認逮捕は人種差別だけではない。袴田事件など決めつけ捜査で冤罪が作られている。レイシャル・プロファイリングは日本国民の考える問題である。 第10章「「ハーフ」「ミックス」の人々とレイシャル・プロファイリング」は日本国籍を持つ人にも差別がなされている実態を明らかにする。これは民間企業でも問題になった。吉野家は、就職説明会を予約した大学生に対して、外国籍であると判断したことを理由に参加を拒否した。学生が以下の告発で明らかにした。「ハーフだけど日本生まれ日本育ち国籍日本なのに向こうから急に説明会キャンセルされたんだけど!!!こんなのアリなん 1番不快なお祈りメールだが 倒産しろまじで」。

Posted by ブクログ

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