商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2023/11/24 |
| JAN | 9784098724468 |
- コミック
- 小学館
この雪原で君が笑っていられるように(1)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
この雪原で君が笑っていられるように(1)
¥715
在庫あり
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「家族なんだから」「助け合わないと」 私は呪いの言葉だと思う。 主人公のむくは、家族に弱音を吐かずに祖父の介護を1人で行う。 「疲れた」「もっと遊びたい」「でもみんなありがとうと言ってくれる」「こんなこと考えちゃ駄目」 頭の中で様々な言葉が海となり、沈み、溺れて、息ができなくなっていく。 言葉にできない言葉の海が度々出てくるのがとても印象的だった。 「理想の世界を夢見るから、私は現実を生きていられる」 私も同じことを思って生きてきたので、とても主人公に共感した。同時に同じ人がいてほっとした。 そして、「むくの時間を無計画に使う方がよっぽど薄情だよ」と言い放った幼馴染みの優都。 一見冷たく見えるかもしれないが、彼には彼自身の正しさの中に強い優しさを感じた。 登場人物の中で唯一、感情論抜きで話すところが良かった。 「名前がついていく」 「暖かい海で溺れてゆくようだった感情に」 「私の人生を漕いで行ける」 私は本屋さんでこの本をお恥ずかしながら、号泣しながら試し読みをした。 何度読んでも美しい雪景色と、現実の虚しさが心に沁みるお話だ。 でも、 この雪原で君が笑っていられるように。
Posted by 
