商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2023/10/17 |
JAN | 9784153400146 |
- 書籍
- 新書
闇の精神史
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闇の精神史
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商品レビュー
3.6
11件のお客様レビュー
19世紀ロシアからイーロンマスクからVtuberまで、様々な世相に対する著者の徒然録といったもの。著者のバックグラウンドなのか、ロシア思想的な部分多め。 バ美肉については、音楽のエレクトリックボリスに絡め、自己の否定と縮小と捉えマゾヒスティックな自傷行為としているが、VTuber...
19世紀ロシアからイーロンマスクからVtuberまで、様々な世相に対する著者の徒然録といったもの。著者のバックグラウンドなのか、ロシア思想的な部分多め。 バ美肉については、音楽のエレクトリックボリスに絡め、自己の否定と縮小と捉えマゾヒスティックな自傷行為としているが、VTuberについては身体性から解放される表現行為と開明的なものと捉えているのが興味深い。
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いろいろな話があっちこっちに飛ぶが、それら一つ一つが有機的に結びついていない(筆者の頭の中には繋がっているのかもしれないが、文章にそれが表現できていない)。 そのため、一つ一つの話がなんのために引用されたのかがかなりわかりにくく、「で、今の話は何だったの?」の連続。 例えば第1...
いろいろな話があっちこっちに飛ぶが、それら一つ一つが有機的に結びついていない(筆者の頭の中には繋がっているのかもしれないが、文章にそれが表現できていない)。 そのため、一つ一つの話がなんのために引用されたのかがかなりわかりにくく、「で、今の話は何だったの?」の連続。 例えば第1章の「2 死者の復活」では、始原生物モネラの話→ネットワークの話→フョードロフの話と続くが、それぞれほとんど繋がってない。 モネラの話をじっくり聞かされ、「それで、そのモネラがどうしたの?」という気持ちになったタイミングで話が急に途切れたようにネットワークの話へ切り替わり、それ以降モネラの話は出てこなくて「え、モネラは何だったの?」となる。 結局最後のフョードロフ話だけ読めば十分だった。 こんな感じで、色んな話が飛び飛びで出てくるけど結果的に何が言いたのか?今の話は何のために引用したのか?というのが伝わりにくく、かなり読みにくい。 あとタイトルもよくわからない。「精神」の部分はたしかに議論されているが、別に「闇」でもないし、「歴史」に重きを置いているわけでもない。
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ロシア宇宙主義とユーラシア主義、サン・ラー、サイバースペース…というかスキナーの行動分析学とフーコーの『ユートピア的身体』、と特に新しいことはないけれども「朽ちた未来の破片をサルベージし、それに一条の光を当てる」企画として面白かった。 特に新しいことはない、というのは何というか、...
ロシア宇宙主義とユーラシア主義、サン・ラー、サイバースペース…というかスキナーの行動分析学とフーコーの『ユートピア的身体』、と特に新しいことはないけれども「朽ちた未来の破片をサルベージし、それに一条の光を当てる」企画として面白かった。 特に新しいことはない、というのは何というか、SFマガジンのコラムっぽいコラムだなぁということです。
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