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レーエンデ国物語 喝采か沈黙か
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レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

多崎礼(著者)

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レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/10/18
JAN 9784065335833

レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

¥2,090

商品レビュー

4.2

233件のお客様レビュー

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2025/12/14

レーエンデ国の革命の歴史第3巻。だんだん、巻頭にある地図を丹念に見るのが楽しみになってきた。地図って面白いんだな。土地の使われ方の変遷には、歴史が反映されている。古地図好きってこういう楽しみ方をしてるのか。 さて、3巻目は、前巻よりもさらに100年以上時代が進んでいる。レーエン...

レーエンデ国の革命の歴史第3巻。だんだん、巻頭にある地図を丹念に見るのが楽しみになってきた。地図って面白いんだな。土地の使われ方の変遷には、歴史が反映されている。古地図好きってこういう楽しみ方をしてるのか。 さて、3巻目は、前巻よりもさらに100年以上時代が進んでいる。レーエンデの民族は、すっかり下級市民として生きることが定着している。利用できる施設、就ける仕事、住む場所がはっきりと上級市民イジョルニ人とは別れている。レーエンデの民には法も公平ではない。アパルトヘイトか。 本巻の主役は、そんな下級市民のレーエンデの双子、天才脚本家とその作品を上演する演出家兼俳優のふたり。歴史は勝者の物語、2巻目で主役だったテッサ・ダールの抵抗の話は悲しいかな語り継がれておらず、歴史は改ざんされ、忘れ去られていた。そんな歴史の隙間に落っこち消えかけたレーエンデの英雄とその矜持の話を見つけ出し、掘り返し、舞台作品にしてこの世に放つ形で抵抗しようとする二人の話。 そう、3巻目の革命は、ペンによるものだ。力による革命を果たそうとした2巻目の主役テッサ・ダール、その姉は、自由を勝ち取るには知識や教育が必要だと話していた。そのとおり、100年たち、知識が力になりペンと文化で戦う時代がやってきたというわけだ。 本作は、忘れられたテッサ・ダールの伝説を巡る謎解きのような側面もあり、楽しい。読者はもちろんテッサの話はよく知っていながら、本作の主人公たちがそれを見つけ出し理解しようとする過程を物語の外から見届けるという構造になっている。 革命にはいつの時代も悲しい被害者がいて、革新は名も無き者の上に立つ。本書もまた切ないエンディングだが、レーエンデは少しずつ自由への道を歩み始めただろうか。次巻で見届けよう。

Posted by ブクログ

2025/12/13

「愛してなければ、ここには来ない」 ・レーエンデの民達には、ただ真っ直ぐに幸せになってほしいのに。 ・双子って兄弟とはまた違う絆で結ばれていて、すごく好きだな。

Posted by ブクログ

2025/11/08

前作の主人公テッサ達がレーエンデのために命をかけて戦ってから、124年後。 今回は双子のリーアンとアーロウの物語。 テッサ達の事実を戯曲していく過程が描かれています。物語の合間にテッサの物語(戯曲)があり、読み応えがありました。 同じ時に生まれた双子なのに、それぞれが持って生ま...

前作の主人公テッサ達がレーエンデのために命をかけて戦ってから、124年後。 今回は双子のリーアンとアーロウの物語。 テッサ達の事実を戯曲していく過程が描かれています。物語の合間にテッサの物語(戯曲)があり、読み応えがありました。 同じ時に生まれた双子なのに、それぞれが持って生まれたものが違うことですれ違う2人。でもお互いを大切に想う気持ちは消えてはいなくて。 家族だからこそ良いことも嫌なこともいっぱいあるよなーと思いました。 作中の戯曲のタイトル『月と太陽』は前作のタイトルであり、ここでも繋がっているのか…!と感動しました。確かにリーアンとアーロウも月と太陽みたいな関係ですよね。 付属のスペシャルストーリーも良かったです。ユリアとトリスタン、テッサとルーチェも大好きです。

Posted by ブクログ