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レーエンデ国物語 喝采か沈黙か
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レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

多崎礼(著者)

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レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/10/18
JAN 9784065335833

レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

¥2,090

商品レビュー

4.2

180件のお客様レビュー

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2025/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「キリルとイザークに手を引かれ、アレーテが現れる」ここで陥落。泣いた。 最初、このシリーズはどんだけレイプの話が出るんだよと嫌になったけれど、ここまで来たらと読み進めた。全体的には2作目ほど残酷でなくて良かった。そんなに似ている双子ならば入れ替えの話がありそうだと思ったけれど、最後まで取っておかれたな。 知られざる者は月光石を持っていたのでイザークとゾーイの娘の子孫かもしれないし、マウロは前作で出てきたし、誰々の子孫と推測できそうな箇所があるね。 前作の伏線、ジャック・ランバートはまだ出てこなかったな。次は最後に出てきたリウッツィ家が味方になるか? トリスタンは最期に悟ったし、テッサが崖を登る時にタイミングよく降りてきた梯子に疑問を持った、アーロウがリーアンに殺してくれと伝える時にも悟ってたし、先人(ライヒ・イジョルニ?)がレーエンデに勝利をもたらすように何かしら神の御子に祈ってるよね。ここまでの苦痛を味わった上でないとできなかった成功への道に続いているのだろう。 物語と舞台の幕が交互に書かれているの、今思うとすごいな。幕編でネタバレを喰らってるはずなのに違和感があり、ああそういうこと!?と思うけどまだ納得行かず、最後でやっと繋がる感じ。 レーエンデ物語というタイトルの意味が初めて理解できた衝撃の1巻には勝らないけれど、相変わらず面白かった。 次からはレーエンデにとって上向きになるか?

Posted by ブクログ

2025/01/27

レーエンデにはまって3冊目。 今作も一気読み。 テッサの生涯を100年後のレーエンデの天才作家が劇にするという物語。 初めはなんだこいつと思ってたキャラクターがどんどん魅力でてくる。 読み進めると同時にまだ終わってほしくないという感情が生まれ、複雑だった。 今作もレーエンデに没入...

レーエンデにはまって3冊目。 今作も一気読み。 テッサの生涯を100年後のレーエンデの天才作家が劇にするという物語。 初めはなんだこいつと思ってたキャラクターがどんどん魅力でてくる。 読み進めると同時にまだ終わってほしくないという感情が生まれ、複雑だった。 今作もレーエンデに没入させてもらえる。 ただ、月と太陽が良すぎた分、劣って見えてしまうのが残念だった。 この3巻単品で言えば、最高の物語なのに・・・ レーエンデ国物語が故の評価になってしまう。

Posted by ブクログ

2025/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

めちゃ良かった!! 前作「月と太陽」を約100年後のレーエンデで歌劇にしようとするお話し。 前作が重かっただけに、最初に主人公アーロウとリーアンの双子が娼館生まれだ.という時点でかなり身構えました。やっぱりまあまあえげつなかったけど前作より読みやすかったし、何より本として、劇として、演出が素晴らしかったです。 アーロウの、リーアンへの苛立ち、嫉妬、渇望、愛。リーアンの、アーロウへの不器用な愛。 途中「今回は救いがあるか!?」となったけどやはり救いはなく、ツラい…読めない…読みたい…と進めながらも最終的には救いがあったかな。 リーアン最後そんな奴になるなんてズルいよな。 まさかそんなバカでかい愛があると思わないじゃん… このシリーズは毎回きちんと主人公たちが亡くなるのでツラいけどその生き様を最期まで見させていただける。その後まで知ることができる。ありがたい。 レーエンデに自由を!!その日は近いかもしれない。

Posted by ブクログ