商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 明石書店 |
| 発売年月日 | 2023/10/15 |
| JAN | 9784750356167 |
- 書籍
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ダーリンはネトウヨ コミックエッセイ
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ダーリンはネトウヨ コミックエッセイ
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
私は差別が大嫌いだし、無駄に対立を煽る反知性的な言動もなくなって欲しいと思う。だからこそ、この本は最悪だなと思った。 最初は、一人の敏感で繊細なタイプの韓国人が日本に留学していろいろと苦労した話かと思って読んでいた。意識せずに発してしまう言葉が受けとる側に予期せぬ負担を与えてし...
私は差別が大嫌いだし、無駄に対立を煽る反知性的な言動もなくなって欲しいと思う。だからこそ、この本は最悪だなと思った。 最初は、一人の敏感で繊細なタイプの韓国人が日本に留学していろいろと苦労した話かと思って読んでいた。意識せずに発してしまう言葉が受けとる側に予期せぬ負担を与えてしまうなど、参考になるなと思って読み進めていたが、終盤に差し掛かると妙に、ネトウヨ×、多くの日本人もネトウヨの性質を持っていて×、日本社会×、という結論を無理にひねり出す展開になって唖然。。。対立を煽るな。 彼氏のいっしーの言動は確かにいけてないけど、異国の地で暮らしていくために色々と助けてもらったのも事実なのに、最後は恨みと軽蔑しか抱いていない主人公の狭量さに唖然。いっしとの喧嘩のシーンも、いっしーの韓国批判の引き金を引いたのは主人公の「日本の就活っておかしいよね」の言葉。自分だって相手の立場に立ててないだろと。 多くの同僚達に恵まれて日本という異国の地でいろいろな思い出が作れたのに、日本人がネトウヨっぽいと総括してSNSで発信して帰るとか、友人にしたら後悔するタイプだ。 「日本人っぽい」と言われるのは自分にとっては嫌だと最後までこだわるが、例えばイギリスに行ってイギリス人達から「おまえはもうイギリス人ダヨ❗」と言われても嫌なのかな。おまえは仲間だよ、の言い換えだと思うし、自分なら嬉しいのだが。もしイギリスならOKだが日本だと嫌なんだとしたら、主人公(と著者)が日本を蔑視又は敵視(またはその両方)しているということだし、イギリスでもフランスでもアメリカでもそんな言われ方は嫌だと言うならそれは留学に向いてないこだわりの強さと繊細さを持った人だってだけだ。 最悪なのは、最後に自分もアメリカで「漢字文化圏でもないのに日本語上手だね」と知人に言って「嬉しくない」と反論された時に、主人公が「自分の中にもいっしーが、、」と、いっしーのせいにしたこと。自分がされた時はいっしーを悪者にしたのに、自分がしたときは自分ではなくいっしーに擦り付けるんですね、と呆然。この相手以外にも気付かずにいっぱいやらかしている(相手が黙って流してくれているか、主人公やこの時の相手みたいに気にしていないだけかも)可能性が十分にあるが、それもいっしーのせいにするんだろうと思うと、こういう人は自分を客観視できない人なんだろうなと思ってしまう。 そういう自分を客観視できない人が日本にも外国にも多いのはわかるし、日常生活でそういう人に接しても特に気にはならないが、民族差別を主題に扱う書籍を世に出す著者がこの程度の視点しか持てていないことに驚愕。 ただ、韓国人の立場から見て日本社会のおかしなところに気付かせてくれたので、星はゼロではなく1つに。 この本を読んで日本社会を代表して申し訳なく思ってしまう人や、日本を嫌いになってしまう人や、韓国人を嫌いになってしまう人や、民族間差別を強めてしまう人が出ませんように。 多様性を受け入れて、対立のない広い価値観の社会になりますように。
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本屋さんと喫茶店が融合した文喫へ行ってみた。 一日、本読み放題で一冊も読まずに帰るのもなあ、という思いで、席の近くに「多様性」の棚があり、そこから。 ふんわりとしたイラストのマンガで読みやすかった^^ ダーリンと付き合う前に別の先輩が家まで送ってくれるシーンがあって、「家まで行...
本屋さんと喫茶店が融合した文喫へ行ってみた。 一日、本読み放題で一冊も読まずに帰るのもなあ、という思いで、席の近くに「多様性」の棚があり、そこから。 ふんわりとしたイラストのマンガで読みやすかった^^ ダーリンと付き合う前に別の先輩が家まで送ってくれるシーンがあって、「家まで行くのもあれだし、ここでいい?」と配慮してくれてた。でも、ダーリンは何も考えずに、家の前まで。送る・送ってもらうの関係性のなかで、善意で家まで送ってくれてるのに、「ここまでで。」とは言いにくい。そこで配慮してくれる人が素敵だなって思った。 明らかにうーちゃんはダーリンのおかげで、日本になじめた?し、生活は豊かになったから、ないがしろにはできない…もしそういったネトウヨのような側面はその人を良く知っていくからこそ、見えてくる側面でもあるわけだし、難しいね。 うーちゃんにとっては、ネトウヨにふれる機会がダーリンが始めてだったのかもしれないけど、知ってしまった以上、世の中にあふれるそれが気になってしかたない。何もできないけど、何もせずにはいられないのだ。 「日本語、上手ですね」これは日本人レベルの人には使わない。日本語に関わる身として重い言葉だった。
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誰かの言葉や態度によって、まるで酸に浸されるように、じわじわと傷ついていくことがある。 その言葉がはっきりとした「悪意」に基づくものではなく、むしろ何らかの「思いやり」だったり「正義感」に基づくものだった場合、そんな相手の思いに寄り添うことによって、自分が何に対して傷ついているの...
誰かの言葉や態度によって、まるで酸に浸されるように、じわじわと傷ついていくことがある。 その言葉がはっきりとした「悪意」に基づくものではなく、むしろ何らかの「思いやり」だったり「正義感」に基づくものだった場合、そんな相手の思いに寄り添うことによって、自分が何に対して傷ついているのかすらわからなくなり、さらには、「傷ついている」と思うのは自分に非があるのではないか、とすら思いはじめ、自らの声を奪われたまま、自分を浸しているはずの酸から目を背けていく…。 本書は、そんな、じっくり人を傷つけ壊していくような差別が、何気ない日常のなかに突然現れ、「見ないようにしよう」としているうちに、ひとを傷つけていくさまに焦点を当てている。 「差別」に焦点をあてる物語は、はっきりと明確した「悪」や「暴力」に焦点を当てることがほとんどだ。日常のなかにふと現れ、「なかったことにしよう」「見なかったことにしよう」といってやり過ごされてしまうような言葉や行動(「マイクロ・アグレッション」という概念はそのような現象を切り取ったものだろう)を、物語として描き出すことは難しい。 それは決してドラマティックではなく、エピソードとして描くにはあまりにも刹那的で、見えないものなのだ。 本章は「日常系エッセイコミック」のかたちをとることで、そんな日常のなかでとつぜん現れるような、見なかったことにされてしまうような差別や攻撃をそのまま描き出している。 あまりに「そのまま」に描き出すので、もしかしたら本書を選んだ人たちのなかには、いくつかの作品のなかに描き出された差別について気づかないのではないか、とすら思わされる。 読み手である自分自身が試されるエッセイコミックだ。 いかに自分自身のなかの「いっしー」を見出し、それと向き合えるか、が問われている。
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