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情景の殺人者 Scene Killer
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情景の殺人者 Scene Killer
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商品レビュー
3.5
23件のお客様レビュー
降り積もる雪の上で血を流し倒れる舞台女優。 遡ると類似したシチュエーションの事件が他にもいくつか出てき、さらに稽古中の演劇にも酷似したシーンが見られ...。 今作はクライマックスを最初に持ってきてるように感じた。だから最後まで読んだあと、振り返るといつもの物哀しさがある。 この...
降り積もる雪の上で血を流し倒れる舞台女優。 遡ると類似したシチュエーションの事件が他にもいくつか出てき、さらに稽古中の演劇にも酷似したシーンが見られ...。 今作はクライマックスを最初に持ってきてるように感じた。だから最後まで読んだあと、振り返るといつもの物哀しさがある。 このシリーズは主要キャラ2人の心の治癒が主題なんだなあと強く感じたけれど、それとは別に、その治癒の方法がもし社会に容認されない方法だったときはどうすれば良いんだろうとも感じた。 写真を撮り残そうとしたのはどうしてだろうというのが読んだ感想。 ときどき振り返ったりしたのだろうか。
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ミステリ。『歌の終わりは海』の続編。 知らなかったがXXシリーズというらしい。その3作目。 このシリーズは社会派ミステリっぽい印象がある。 ミステリとして犯人やトリックを予想するのではなく、登場人物たちの会話をのんびりと楽しむ感じで読んだ。 雨宮さんも登場。独特の言葉遣いで存在感...
ミステリ。『歌の終わりは海』の続編。 知らなかったがXXシリーズというらしい。その3作目。 このシリーズは社会派ミステリっぽい印象がある。 ミステリとして犯人やトリックを予想するのではなく、登場人物たちの会話をのんびりと楽しむ感じで読んだ。 雨宮さんも登場。独特の言葉遣いで存在感が強い。 加部谷さんはマジで幸せになって…。
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森博嗣の本は、デビュー作の全てがFになるからずっと、刊行順に読み漁ってます。もう新刊までたどり着いちゃって最近は年に2-3冊ずつしか読めてないけど、新しいのが出ると「わーい!」って飛びついちゃうんですよね。全部のシリーズがうっすらつながっててサーガ的なのでやめられない。 今回の...
森博嗣の本は、デビュー作の全てがFになるからずっと、刊行順に読み漁ってます。もう新刊までたどり着いちゃって最近は年に2-3冊ずつしか読めてないけど、新しいのが出ると「わーい!」って飛びついちゃうんですよね。全部のシリーズがうっすらつながっててサーガ的なのでやめられない。 今回のこの本は、ここ最近の新しいシリーズといいますか、英語のタイトルが実はその物語の核を示す日本語になっているというしゃれたつくりの3作目。1作目はFool Lie Bowで風来坊、2作目はSong End Seaで尊厳死、そして今回はScene Killer...たぶんこれは蜃気楼ね?? 登場人物はおなじみXシリーズの探偵事務所の小川さんたちと、Gシリーズの加部谷さんに雨宮純ちゃん。わーい、ちゃきちゃき物言う仕事できるウーマンの雨宮さん、好き!いつもよりも事件はシンプルだったかな。読みやすかった気がしますが、森博嗣みある哲学は薄めかも。 で、最近初期の頃の作品も読み返したりしてましたが、時代の変遷を感じるなと思いました。90年代Fのころの犀川先生たちは、研究室の女性たちの既婚未婚にジョーク風に言及したりしてて、今読むと、こんなこと職場で言っちゃあセクハラよ、犀川先生もっとクールな男だと思ってたわ?なんて思っちゃったりするのですが(初めて読んだ10年前はそんなこと思わなかったのにね、わたしも)、今回の作品の中では雨宮純ちゃんがはっきりと、女の自律を当たり前のように話し友人を諭すシーンがあるんですよね。それがかっこよくて。作者も、世の中も、読者も、私も、価値観や当たり前が変わったんだなぁってしみじみ思いました。
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