商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/10/09 |
JAN | 9784065320440 |
- 書籍
- 新書
情景の殺人者 Scene Killer
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情景の殺人者 Scene Killer
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商品レビュー
3.5
21件のお客様レビュー
森博嗣の本は、デビュー作の全てがFになるからずっと、刊行順に読み漁ってます。もう新刊までたどり着いちゃって最近は年に2-3冊ずつしか読めてないけど、新しいのが出ると「わーい!」って飛びついちゃうんですよね。全部のシリーズがうっすらつながっててサーガ的なのでやめられない。 今回の...
森博嗣の本は、デビュー作の全てがFになるからずっと、刊行順に読み漁ってます。もう新刊までたどり着いちゃって最近は年に2-3冊ずつしか読めてないけど、新しいのが出ると「わーい!」って飛びついちゃうんですよね。全部のシリーズがうっすらつながっててサーガ的なのでやめられない。 今回のこの本は、ここ最近の新しいシリーズといいますか、英語のタイトルが実はその物語の核を示す日本語になっているというしゃれたつくりの3作目。1作目はFool Lie Bowで風来坊、2作目はSong End Seaで尊厳死、そして今回はScene Killer...たぶんこれは蜃気楼ね?? 登場人物はおなじみXシリーズの探偵事務所の小川さんたちと、Gシリーズの加部谷さんに雨宮純ちゃん。わーい、ちゃきちゃき物言う仕事できるウーマンの雨宮さん、好き!いつもよりも事件はシンプルだったかな。読みやすかった気がしますが、森博嗣みある哲学は薄めかも。 で、最近初期の頃の作品も読み返したりしてましたが、時代の変遷を感じるなと思いました。90年代Fのころの犀川先生たちは、研究室の女性たちの既婚未婚にジョーク風に言及したりしてて、今読むと、こんなこと職場で言っちゃあセクハラよ、犀川先生もっとクールな男だと思ってたわ?なんて思っちゃったりするのですが(初めて読んだ10年前はそんなこと思わなかったのにね、わたしも)、今回の作品の中では雨宮純ちゃんがはっきりと、女の自律を当たり前のように話し友人を諭すシーンがあるんですよね。それがかっこよくて。作者も、世の中も、読者も、私も、価値観や当たり前が変わったんだなぁってしみじみ思いました。
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これはXXシリーズらしいのだけど、XXシリーズはこれまでのところかなり好き。 次はGシリーズらしい。 蜃気楼。
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XXシリーズ3作目。ある浮気調査が殺人事件に発展。 森博嗣のシリーズものの中では地味だが、個人的にはけっこう好き。 登場人物の感情の上下が独特で、「なんでここで感情的になるんだろう?」と、読む手を止めて考えることしばしば。 たぶん作者の狙い通りだと思う。
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