情景の殺人者 Scene Killer の商品レビュー
真っ白い雪の上、胸にナイフを刺され、血を流して横たわる美女。被害者どうしに接点はなく、時期も場所も異なるが、現場の状況には類似性がある一連の殺人事件。最初の被害者の夫が撮った映画には、事件を彷彿とさせるシーンがあった。女性二人の探偵事務所に持ち込まれた浮気調査は、映画監督で舞台演...
真っ白い雪の上、胸にナイフを刺され、血を流して横たわる美女。被害者どうしに接点はなく、時期も場所も異なるが、現場の状況には類似性がある一連の殺人事件。最初の被害者の夫が撮った映画には、事件を彷彿とさせるシーンがあった。女性二人の探偵事務所に持ち込まれた浮気調査は、映画監督で舞台演出家、作家でもある彼の二人めの妻に関わるものだった。浮気の証拠を掴むための張り込み中、都内では珍しく積もるほどの雪が降り始めた。 「KODANSYA」内容紹介より 不覚. 先に2冊出ていることに気が付かず、これを最初に読んでしまった. まぁ、森先生のことだから、たぶんそんなに問題ないように書かれているんだろう. うん、ミステリィ. そしてタイトルがそのまま内容を表している. 森先生の本は、自分の思い込みを確認することができるから重宝している. 普通こうだろう、常識的にはこういう風に考えるよね、を鮮やかに裏切ってくる. 今回はその要素がそんなに多くなかったけど、登場人物たちの会話がいつも示唆に富んでいる.
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あぁやっぱり森博嗣面白いし文章がうまい。 お馴染みの皆さんが出てくる話を読み続けられる幸せ。 萌絵のこともちらっと言及が… 事件はシンプルでサクサク読めて良かった。
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降り積もる雪の上で血を流し倒れる舞台女優。 遡ると類似したシチュエーションの事件が他にもいくつか出てき、さらに稽古中の演劇にも酷似したシーンが見られ...。 今作はクライマックスを最初に持ってきてるように感じた。だから最後まで読んだあと、振り返るといつもの物哀しさがある。 この...
降り積もる雪の上で血を流し倒れる舞台女優。 遡ると類似したシチュエーションの事件が他にもいくつか出てき、さらに稽古中の演劇にも酷似したシーンが見られ...。 今作はクライマックスを最初に持ってきてるように感じた。だから最後まで読んだあと、振り返るといつもの物哀しさがある。 このシリーズは主要キャラ2人の心の治癒が主題なんだなあと強く感じたけれど、それとは別に、その治癒の方法がもし社会に容認されない方法だったときはどうすれば良いんだろうとも感じた。 写真を撮り残そうとしたのはどうしてだろうというのが読んだ感想。 ときどき振り返ったりしたのだろうか。
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ミステリ。『歌の終わりは海』の続編。 知らなかったがXXシリーズというらしい。その3作目。 このシリーズは社会派ミステリっぽい印象がある。 ミステリとして犯人やトリックを予想するのではなく、登場人物たちの会話をのんびりと楽しむ感じで読んだ。 雨宮さんも登場。独特の言葉遣いで存在感...
ミステリ。『歌の終わりは海』の続編。 知らなかったがXXシリーズというらしい。その3作目。 このシリーズは社会派ミステリっぽい印象がある。 ミステリとして犯人やトリックを予想するのではなく、登場人物たちの会話をのんびりと楽しむ感じで読んだ。 雨宮さんも登場。独特の言葉遣いで存在感が強い。 加部谷さんはマジで幸せになって…。
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森博嗣の本は、デビュー作の全てがFになるからずっと、刊行順に読み漁ってます。もう新刊までたどり着いちゃって最近は年に2-3冊ずつしか読めてないけど、新しいのが出ると「わーい!」って飛びついちゃうんですよね。全部のシリーズがうっすらつながっててサーガ的なのでやめられない。 今回の...
森博嗣の本は、デビュー作の全てがFになるからずっと、刊行順に読み漁ってます。もう新刊までたどり着いちゃって最近は年に2-3冊ずつしか読めてないけど、新しいのが出ると「わーい!」って飛びついちゃうんですよね。全部のシリーズがうっすらつながっててサーガ的なのでやめられない。 今回のこの本は、ここ最近の新しいシリーズといいますか、英語のタイトルが実はその物語の核を示す日本語になっているというしゃれたつくりの3作目。1作目はFool Lie Bowで風来坊、2作目はSong End Seaで尊厳死、そして今回はScene Killer...たぶんこれは蜃気楼ね?? 登場人物はおなじみXシリーズの探偵事務所の小川さんたちと、Gシリーズの加部谷さんに雨宮純ちゃん。わーい、ちゃきちゃき物言う仕事できるウーマンの雨宮さん、好き!いつもよりも事件はシンプルだったかな。読みやすかった気がしますが、森博嗣みある哲学は薄めかも。 で、最近初期の頃の作品も読み返したりしてましたが、時代の変遷を感じるなと思いました。90年代Fのころの犀川先生たちは、研究室の女性たちの既婚未婚にジョーク風に言及したりしてて、今読むと、こんなこと職場で言っちゃあセクハラよ、犀川先生もっとクールな男だと思ってたわ?なんて思っちゃったりするのですが(初めて読んだ10年前はそんなこと思わなかったのにね、わたしも)、今回の作品の中では雨宮純ちゃんがはっきりと、女の自律を当たり前のように話し友人を諭すシーンがあるんですよね。それがかっこよくて。作者も、世の中も、読者も、私も、価値観や当たり前が変わったんだなぁってしみじみ思いました。
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これはXXシリーズらしいのだけど、XXシリーズはこれまでのところかなり好き。 次はGシリーズらしい。 蜃気楼。
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XXシリーズ3作目。ある浮気調査が殺人事件に発展。 森博嗣のシリーズものの中では地味だが、個人的にはけっこう好き。 登場人物の感情の上下が独特で、「なんでここで感情的になるんだろう?」と、読む手を止めて考えることしばしば。 たぶん作者の狙い通りだと思う。
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前々作と前作よりミステリ要素が濃かった。 前々作は社会格差、前作は尊厳死と自分事として考えられるテーマだったのとそのテーマを体現するキャラクターの思考が作中で語られたので入り込めたけれど、本作はテーマが共感しにくいことに加えてそれを体現するキャラクターの思考があまり語られないので...
前々作と前作よりミステリ要素が濃かった。 前々作は社会格差、前作は尊厳死と自分事として考えられるテーマだったのとそのテーマを体現するキャラクターの思考が作中で語られたので入り込めたけれど、本作はテーマが共感しにくいことに加えてそれを体現するキャラクターの思考があまり語られないので距離を感じる。 ただエピローグを読むに距離感を感じることこそ作者の狙いなのかなとも思う。
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最初に犯人の独白。 もう犯人はわかった。 何のどんでん返し? ‥犯人が違った‥ でもうわっやられた‼️という仰々しさは この話にはなかった。 あくまでさらっと淡々と。 シリーズで読むと世界観が完結するいつものパターン。次も読まねば。
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犯人を途中まで勘違いしていた。シリーズものかつ他のシリーズの続きなので、懐かしい名前が出てきつつも覚えていない。 ミステリとして面白いというよりも今までのキャラクターを追っている感じ。 でも新作が出るだけでありがたい。
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