商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2023/10/04 |
| JAN | 9784150019969 |
- 書籍
- 新書
夜間旅行者
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夜間旅行者
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商品レビュー
3.2
13件のお客様レビュー
経済社会の現実を鋭く描いた物語は、被災地を巡るダークツアーを企画する主人公ヨナの視点を通じて展開します。彼女は収益が低迷するツアーの査定を行うため、ベトナムの小さな島ムイに向かいますが、そこで直面する驚愕の現実が彼女の行動を変えていきます。物語は、ジャングル社の派閥争いや現地案内人との淡いロマンスを交えながら進行し、最後には怒涛の展開が待ち受けています。作品は単なる謎解きに留まらず、ディストピア的な要素を含み、経済と人間の関係を深く考察しています。翻訳も素晴らしく、まるで日本語で書かれたかのような流暢さがあり、読者を引き込む力があります。全体として、スケールの大きな物語でありながら、読後には不思議な余韻が残る作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
Xで評判が良かったのと、表紙に惹かれて。災害に見舞われた地域を組み込んだツアー、いわゆる「ダークツーリズム」を主力商品とする一大旅行業者に勤めるヨナ。社内の立場が危うくなり、最終通告としてベトナム沖の島を巡る、落ち目の自社企画の査定に出向くが…。まとめれば数行で終わる内容を何ペー...
Xで評判が良かったのと、表紙に惹かれて。災害に見舞われた地域を組み込んだツアー、いわゆる「ダークツーリズム」を主力商品とする一大旅行業者に勤めるヨナ。社内の立場が危うくなり、最終通告としてベトナム沖の島を巡る、落ち目の自社企画の査定に出向くが…。まとめれば数行で終わる内容を何ページにも渡って読む意義が見い出せない一冊だった。東南アジア、特にカンボジアに行けば実際に行われていることを物語にしたような印象を受ける。原作の癖なのか翻訳の問題なのか分からないが、誰が発言・思考しているか分かりにくい場面が多々あり読み辛さを感じたこともマイナス。大仰なPRの割には肩透かしな内容に、早川書房への疑念が募る…(目の敵にしているだけかもしれない)。地震・津波・台風・火災などとは違い、海外資本の開発による環境資源や地域の暮らしの破壊といった、「写真には収められない災害」、いわゆる「売れない災害」への世間の無関心はNGO勤務時代に痛い程感じたので、扱ってくれているのは嬉しかった。 「災害ツアーを経験した人々の反応はおおかた、”ショック→同情と憐憫、または気まずさ→自分が生きて暮らしていることへの感謝→責任と教訓、または自分は生き残ったのだという優越感”の順に現れる。」
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初ハヤカワ・ミステリ。縦長の独自サイズにビニールカバー、中の黄味がかったページに惚れ惚れする。 作品に関しては、中盤~終盤にかけて、積み上げた虚構の物語を一気に突き破るような展開があり、小説でありながら、フィクションの枠組みを飛び越えるようだった。 被災地が観光資源になれば、撮れ...
初ハヤカワ・ミステリ。縦長の独自サイズにビニールカバー、中の黄味がかったページに惚れ惚れする。 作品に関しては、中盤~終盤にかけて、積み上げた虚構の物語を一気に突き破るような展開があり、小説でありながら、フィクションの枠組みを飛び越えるようだった。 被災地が観光資源になれば、撮れ高が求められ、訪れる観光客は悲劇的な物語を期待する。その期待を満たすために、誇張されたフィクションが生まれ、それを演じる人々がいることの歪み。 ダークツーリズムの屈折した構造は、同じ韓国人作家キム・エランの「沈黙の未来」を思い出した。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ダガー賞読書会のために読んだ本その2。 韓国ミステリ小説は初めて読みました。ミステリというより、サスペンスやスリラーかな。 裏表紙のあらすじでかなりネタバレされているとはいえ、ハラハラしました。 旅行先で、災害ツアーを保つために、人為的な災害を引き起こそうとする企みに巻き込まれてしまう。 旅行企画会社の社員でも、「ワニ75」を与えられてしまう…「自分は読者じゃなく、読まれている側」だと思い知ってしまうのはかなり怖いです。 一人一人にはドラマがあっても、大きな災害となると個人は見えなくなってしまう。 番号で描かれていく終盤の災害描写、あまり読んだことがない形式で、ほんとに台本みたいでした。こんな作品だとは… 旅行前に読んでしまったのを後悔しましたが、こちらも引き込まれて引きずった読書でした。
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