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レジリエンスの時代 再野生化する地球で、人類が生き抜くための大転換 集英社シリーズ・コモン
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レジリエンスの時代 再野生化する地球で、人類が生き抜くための大転換 集英社シリーズ・コモン

ジェレミー・リフキン(著者), 柴田裕之(訳者)

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レジリエンスの時代 再野生化する地球で、人類が生き抜くための大転換 集英社シリーズ・コモン

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2023/09/26
JAN 9784087370027

レジリエンスの時代 再野生化する地球で、人類が生き抜くための大転換

¥3,080

商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2024/07/14

おそらく、脱成長という社会を模索するための様々な視点が書かれていたのだとは思うのだが、なかなか読み進めるのに苦労した一冊でした。

Posted by ブクログ

2024/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【未知の未知にも複雑に適応することについての、大作。】 「レジリエンスの時代」は、これまでの「進化の時代」と対比して論じられています。 今、人間の営為を再構築する節目にいる、と。 脱成長やポスト資本主義や、などという論はよく聞きますが、 これまでの延長としての議論の枠組みを優に超え、 スケールが、細部への解像度が機を逸していたように思いました。 ・・・ これまでの「進化の時代」が、 効率に焦点を当ててきたこと、 それは、先日読んだ『#アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』と重なる部分もありました。 しかし本書は経済学だけを語るのではなく、 科学、生態学が深堀され、 人間を物理、自然の中に位置付けて論じらていました。 レジリエンスは、「世界に対する働きかけの様式」。 CASES (complex adaptive social ecological system)という概念を紹介し、 世界を、社会と生態系が一体となっているシステムとしてとらえ、 複雑に、つまり理解の範囲を超える未知の変化を前提として、適応していくという考え方。 既知の未知のみならず、未知の未知、つまり分かっていないことさえ分かっていないことがあることを認め、そのような動きにさえ対応していくこと。 よって、 正確な未来予測の能力を要さずどのような未来にも対応するシステムを工夫する質的能力。 効率から適応への転換。 「進化の時代」のように効率を追求すると、全体のレジリエンスが犠牲になる。 「レジリエンスの時代」には、単独の動きは非効率になるが、協働することで大きな力を発揮する、と言います。 選択の余地を残す 局地ではなく局面で事象を眺める 不均一性を重視する と書くと、とても抽象的な話のように聞こえますが、 生態学の原理を参照して語らていて、大変興味深いです。 適応と変異を社会や生物・生態学外にも当てはめて考える、『#進化思考』とも重なる部分がありますね。 出てくる話は多岐に及びます。 半導体、コロナ、科学的管理法、機械論的宇宙論、熱力学、エントロピー、デカルト、ニュートン、アインシュタイン、アダム・スミス、 負の外部性、市場均衡理論、供給の限界収穫逓減、消費の限界効用逓減、GDP、 緑の革命、土壌流出、ファストフード、薬剤耐性菌感染症、 ベネディクト会修道士、機械式時計、美術の透視図法、遠近法、ガリレオ、 ジョン・ロック、岩石圏、熱帯雨林、放牧、二酸化炭素、 バイオテクノロジー、特許、クリスパーキャス9、GPS、アルゴリズム、フューチャリング、 ショート・ターミズム、リーン生産方式、ゲーミフィケーション、 生物時計、光周性、遺伝子、電磁場、生体電気信号、 フランシス・ベーコン、客観的知識、生物群集、生態遷移、ジョン・デューイ、実用主義、 IoT、マイクロ型送配電網、レイテンシーファクター、フォグコンピューティング、シェアリングエコノミー、 バイオリージョン、エコリージョン、ピア政治、ポルト・アレグレの参加型予算編成、気候市民議会、 バイオフィリア、自然教育、市民科学、ゲーテ、共感。 ゲーテ!!!!!

Posted by ブクログ

2024/02/29

 米国の経済社会理論家リフキン氏が著した話題な「レジリエンスの時代」。地球を人類に適応させる「進歩の時代」から人類が地球に適応し、自然界と共存する「レジリエンスの時代」への移行を提唱する。災害大国な日本では「脆弱性の克服」と捉えられることが多い。しかし、地球を人類に適応させるので...

 米国の経済社会理論家リフキン氏が著した話題な「レジリエンスの時代」。地球を人類に適応させる「進歩の時代」から人類が地球に適応し、自然界と共存する「レジリエンスの時代」への移行を提唱する。災害大国な日本では「脆弱性の克服」と捉えられることが多い。しかし、地球を人類に適応させるのでははく、人類を地球に適応させることがレジリエンスであると著者は説く。「自然を知り、経験すると、人はより幸福で健康になると言うことを、大半の証拠が疑いの余地をなく示している」ということには強く共感できる。

Posted by ブクログ

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