商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日経BP/日経BPマーケティン |
発売年月日 | 2023/09/16 |
JAN | 9784296118007 |
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黒子のリーダー論
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黒子のリーダー論
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正直前段の「私の履歴書」の加筆改訂版部分はあまり面白くなく、ソニーにおけるミュージック関連事業で、時代の波に乗り小室哲哉などを発掘し、そのままプレステまでプロデュースした人、という印象であった。ここで終わると星2だったが、後段の平井氏と久夛良木氏との対談で評価は大いに変わった。 ...
正直前段の「私の履歴書」の加筆改訂版部分はあまり面白くなく、ソニーにおけるミュージック関連事業で、時代の波に乗り小室哲哉などを発掘し、そのままプレステまでプロデュースした人、という印象であった。ここで終わると星2だったが、後段の平井氏と久夛良木氏との対談で評価は大いに変わった。 平井氏は傍流から這い上がった今や名経営者だが、彼をプレステのアメリカ展開という中で見出し、アメリカの社長に抜擢したことが、丸山氏の大いなる功績。この抜擢がなければ平井社長は生まれなかった。 また気難しい天才久夛良木氏を持ってして、名プロデューサー、そして同じ時期に退職した同志と言わしめた彼の功績は偉大である。 なお、久夛良木氏の会話には名言が多く、 「大賀さん、ソニーはこのまま引っ込んでしまうような会社なんですか?」 「戦うというのは同業者が相手じゃないんですよ。未来と戦うんだよ。」 「丸さんに「辞めるから」と言ったら、「じゃあ俺も辞める」と丸さんは言う。「いや、丸さんは残ってください」と言ったら、「いや、クタちゃんがいなきゃ面白くねえもん。俺も辞める」と。そう言ってくれた時には、この信頼感はすごいなと。…あのときはうれしかったねえ。」 なお、久夛良木氏を評価する丸山氏のこのコメントも良かった。 「そういう変人と一緒に仕事をしていたんだから、オレって人間の器がでかいよな」と、そう勘違いしていた。でも、そうじゃないんだなということだね。 プレステ誕生はソニーの輝かしい歴史でありながら、相当に鬱屈したプロセスがあり、だからこそ同志であったメンバーは深い絆で結ばれているのだと理解した。
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