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もしかしてひょっとして 光文社文庫
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もしかしてひょっとして 光文社文庫

大崎梢(著者)

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もしかしてひょっとして 光文社文庫

748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2023/09/13
JAN 9784334100353

もしかしてひょっとして

¥748

商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

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2025/06/10

日常のちょっとした謎が詰まった短編集。 もしかして、ひょっとして…と思うことは日々どこかに潜んでいる。 軽い感じのものからちょっとダークなものまで飽きさせない。 ○小暑〜七夕に因んだ名前から… ○体育館フォーメーション〜彼らが隠していたものとは… ○都忘れの理由〜長年勤め...

日常のちょっとした謎が詰まった短編集。 もしかして、ひょっとして…と思うことは日々どこかに潜んでいる。 軽い感じのものからちょっとダークなものまで飽きさせない。 ○小暑〜七夕に因んだ名前から… ○体育館フォーメーション〜彼らが隠していたものとは… ○都忘れの理由〜長年勤めてくれた家政婦さんが急に辞めた理由とは… ○灰色のエルミー〜友人が飼い猫を隠したのは… ○かもしれない〜2年前の会社の同期がミスをしたのは…ヨシタケシンスケさんの『りんごかもしれない』を読み、もしかして…と ○山分けの夜〜高齢者施設にいる伯母の頼みを聞いたら、そこには…

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2024/07/08

初読みの大崎梢先生。 ご自身によるあとがきと似鳥鶏先生の名解説が光ります。 短編6篇を収録。 本作は「どうも人間というのは、自分が思っているよりぼんやりと生きているようなのです。 そのぼんやりのむこうを通り過ぎていくもの。ぼんやりを取り払うと出てくるもの。それが本書で描かれる...

初読みの大崎梢先生。 ご自身によるあとがきと似鳥鶏先生の名解説が光ります。 短編6篇を収録。 本作は「どうも人間というのは、自分が思っているよりぼんやりと生きているようなのです。 そのぼんやりのむこうを通り過ぎていくもの。ぼんやりを取り払うと出てくるもの。それが本書で描かれる世界です。」(p256 解説より)という分析のとおり、どの話もぼんやりした人が登場していつもの日常を送るなかに、きりりとした人が現れて伸び切った日常を冷水で締めるような役割を果たす事で物語が動き回る、さながら輪ゴム工作やうどんみたいな作品群でありました。 六つの話はどれも趣が異なる読み口なので、おんなし輪ゴムやうどんでもそれぞれの味はしっかりと書きわけられておりました。 あとは好みの日常匙加減が多め少なめどちらが好きかのセレクトですので、辛さ段階を選べるような感じで日常度合いをどれくらい盛り込むかの好みの問題でありましょう。 個人的に好きな話は《灰色のテルミー》です。猫好きな人たちであれば「え、そこにヒントが!?」とウキウキするのではないでしょうか。終わりの空気はもっともっとウキウキした感じでも良かったですが。 大崎梢先生の作品をもっと読みたくなる一品でした。 1刷 2024.7.8

Posted by ブクログ

2024/03/17

サラッと読める短編集。 だけど、タイトルそのままに「もしかして」「ひょっとして」自分は日頃、偏ったフィルターを通してものごとをみているのではないかと、考えさせられた。 特に1話目。表紙にヒントはあったのに、場面が転換したポイントで、ハッとさせられた…。

Posted by ブクログ

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