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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2023/09/06 |
JAN | 9784309419893 |
- 書籍
- 文庫
資本主義と不自由
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資本主義と不自由
¥990
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商品レビュー
2.8
4件のお客様レビュー
経済学者というのは、難しそうな理論を振り翳して間違ったことを言う人が多いのだが、この著者はとてもまともなことを言う人である。そんな人が河出文庫で書いているのだから読むべきだと思い、新年早々読み始めて間違ったたのですが、期待通りの力作であった。 先進諸国が経済成長し、途上国の経...
経済学者というのは、難しそうな理論を振り翳して間違ったことを言う人が多いのだが、この著者はとてもまともなことを言う人である。そんな人が河出文庫で書いているのだから読むべきだと思い、新年早々読み始めて間違ったたのですが、期待通りの力作であった。 先進諸国が経済成長し、途上国の経済が成長しなかったのは、資本主義が他国を犠牲にして自国を成長させるSystemだからであり、先進諸国の成長が止まってしまったのは、資本主義は国民全員を豊かにするSystemではないからなのだという当たり前のことを論理的に展開してくれる。イラン革命以来、原油価格が高騰することによって、今までの収奪ができなくなってくると、先進諸国の経済はヨタつくことになるのだ。 この本は経済や歴史を俯瞰するのにとても良い本だと思います。
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書名と表紙デザインからフリードマンの『資本主義と自由』のアンチテーゼ本だと勝手に思っていたら全然違った。内容はいつもの利子率低減がフロンティア消滅の証だとか、周辺と中心だとか、陸の国と海の国だとかの、いまいちピンと来ない独自過ぎる謎解釈ばかりで、新鮮味はなかった。資本主義と不自由...
書名と表紙デザインからフリードマンの『資本主義と自由』のアンチテーゼ本だと勝手に思っていたら全然違った。内容はいつもの利子率低減がフロンティア消滅の証だとか、周辺と中心だとか、陸の国と海の国だとかの、いまいちピンと来ない独自過ぎる謎解釈ばかりで、新鮮味はなかった。資本主義と不自由の関係には全く言及していないし、フリードマンの著作にも当然触れていない。看板に偽りあり。 2015年の大学講義が元になっているとのことだが、その後アメリカもユーロも金利が5%程度に上がっている。利子率を決めるのは投資余地の大きさと言う説明に納得できないのは自分だけではあるまい。それ以外の決定要素が多すぎるのに意識的に無視するからだ。また帝国の例えも解りづらい。皇帝のいない帝国って何?直接選挙で選ばれた米大統領も皇帝なの? この人の言うことはいつも牽強付会が多すぎで訳がわからない。
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2014年から2015年にかけての著者による大学での講義をベースにしているので、やや内容は古いかな・・と。ただ、「水野理論」が講義形式でまとめられているので理解しやすい内容でした。現状を世界の「帝国化」としてとらえ、拡張する場所を失った資本主義の未来を解き明かします。
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