商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ハーパーコリンズ・ジャパン |
| 発売年月日 | 2023/08/19 |
| JAN | 9784596523181 |
- 書籍
- 文庫
狙撃手ミラの告白
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狙撃手ミラの告白
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
大好きな作家さんの作品なので、少しずつ読みました。逢坂さんの「同志少女よ敵を撃て」と、時代の設定といい、舞台といい、主人公が女性スナイパーといい、結構かぶっていて、まるで姉妹作品のように感じました。しかし、こちらのほうがより過酷です。次々と同志がドイツ軍に殺されていき、本当に戦争...
大好きな作家さんの作品なので、少しずつ読みました。逢坂さんの「同志少女よ敵を撃て」と、時代の設定といい、舞台といい、主人公が女性スナイパーといい、結構かぶっていて、まるで姉妹作品のように感じました。しかし、こちらのほうがより過酷です。次々と同志がドイツ軍に殺されていき、本当に戦争の残酷さを痛感させられます。でも、アメリカ大統領夫人エレノアとの交流は興味深く、最後まで楽しく読めました。次回作にも期待です!
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伝説のスナイパー、リュドミラ・パブリチェンコの戦争と、大統領暗殺の陰謀。 リュドミラ・パヴリチェンコは独ソ戦を戦ったソ連の伝説的な女性スナイパーで、確認戦果309という脅威的な記録の持ち主です。そのリューダをモデルに、伝記的ながらサスペンスを織り交ぜた半フィクションに仕立ててあ...
伝説のスナイパー、リュドミラ・パブリチェンコの戦争と、大統領暗殺の陰謀。 リュドミラ・パヴリチェンコは独ソ戦を戦ったソ連の伝説的な女性スナイパーで、確認戦果309という脅威的な記録の持ち主です。そのリューダをモデルに、伝記的ながらサスペンスを織り交ぜた半フィクションに仕立ててあります。だいたい、前半2/3を戦記、後半1/3をサスペンスのフィクションという構成ですが、圧巻だったのは戦記の部分でした。リューダは回想録も出版しており、そこからの引用が多いので実際の出来事や登場人物を多用しつつ、戦争へと踏み込んでいく国と人々をとてもリアルに描いているのが印象的でした。特に開戦時、美しいオデッサの街がその後どうなっていくのか想像する場面や、最初のうちには狙撃対象を人として見ていて、スコアの数字にされるのを嫌悪していたリューダが戦場で失うものが増えていくにつれ、憎しみで人と認識されなくなっていく様子などはとても胸を打ちます。ウクライナは今でも戦火で、オデーサやセヴァストーポリが戦争で破壊されるのは何度目なのでしょう。読んでいてなんともやるせなくなります。 もうひとつ印象的に描かれているのは、女性の立場についてで、これはソ連では男女平等とされているといいながらもそれは建前で、強い男性優位の社会の下であえぐ女性像とアメリカの女性像を対比させたり、ジェンダー目線がもうひとつのテーマなのだな、と感じました。 リューダは晩年、アル中とPTSDに悩み、50代で亡くなりますが、その苦しみにも触れていて、彼女の人生を余すことなく容赦無く描いた感がありました。この作者は他にも戦争に生きる女性を題材に本を出しているので、色々読んでみたくなります。 ところで後半のサスペンス部分については、まあ無くてもいいんじゃないかと思うくらいの重量感ではありました。 逢坂さんの「同志少女よ敵を撃て」と一緒に楽しむと良いと思いました。テーマや舞台も重なります。
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やっとケイト・クインが読めました 前々から気になる作家さんでしたがなかなか機会がなくってね〜 はい、本作は誰もが知ってる第二次世界大戦下のソ連軍の伝説の女性狙撃手リュドミラ・パヴリチェンコを主人公に据え、その半生をケイト・クインの空想力を爆発させたフィクションで描くというもの...
やっとケイト・クインが読めました 前々から気になる作家さんでしたがなかなか機会がなくってね〜 はい、本作は誰もが知ってる第二次世界大戦下のソ連軍の伝説の女性狙撃手リュドミラ・パヴリチェンコを主人公に据え、その半生をケイト・クインの空想力を爆発させたフィクションで描くというものです もちろん実際の出来事や人物が土台となっています うーん、なかなか難しいのよね 面白かったんだけどね すごーく面白かったんだけど やっぱり全編通して違和感がつきまとっちゃうのよね えーそんなわけないじゃんってなるのよ 年寄りは頭固いんだわ フィクションや!言うとるやん最初から そんなわけないじゃんを書いてますよって宣言してるモノに対してそんなわけないじゃんって批判するなら最初から読むなや!って感じですよね 冒険小説としてめちゃくちゃ完成度高いんよ それは間違いないのよ 描かれるロマンスとかも最高なのよ でもまずリュドミラ・パヴリチェンコそんなことしてないよ〜って思っちゃうのよね だ〜か〜ら〜w いつか彼女の回顧録も読んでみようっと
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