商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | マイクロマガジン社 |
発売年月日 | 2023/08/19 |
JAN | 9784867164587 |
- 書籍
- 文庫
まどろみハーブティー
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まどろみハーブティー
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
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疲れた心に染み渡る、優しく寄り添ってくれるお話でした。わたしもちょこちょこハーブティーを飲むので、味を思い浮かべながら楽しめました(ラッキー!)お仕事疲れの人や人付き合いに疲れてる人に特にオススメします。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
多様性が認められつつあると言っても、自分が「正しい」と思ったこと以外を認められない人もいる訳で。 その「正しさ」を他者に押し付ける、もしくは他者から押し付けられることもよくある話で。 その結果、一方的な「正しさ」のレールからはみ出してしまう人たちもいる。 この話は、そんなレールからはみ出してしまった(と周囲のせいで思い込まされてしまった)人たちが集うシェアハウスの物語。 年齢も性別も様々。 皆、このシェアハウスで少しずつ少しずつ今の自分と、これから先どう周りと向き合っていくかの答えを探っていく。 例えば、精神的に追い込まれて休職を余儀なくされた彼女は、仕事を続けるのか、それもと新しい仕事を探すのか、半年の間でその答えをゆっくり出していく。 彼女の場合は「結婚することこそ幸せ」と考える母親からの抑圧もあったので、なかなか大変だった。 いや、まあ他のメンバーも大変だったけれども。 メンバー唯一の男性は、やばすぎるストーカー被害のせいでメンタルごりごり削れていたし。 中学生の彼女も、よりによって親が自分を理解してくれないことで家を出る羽目になってしまったし。 びっくりしたのは、そんな彼女たちを受け入れてくれていたオーナーの女性も、実は家族がバラバラになってしまった過去持ちだった点。 しかも、どちらかというと無自覚ながら自分の「正しさ」でもって家族を型にはめていた側だった点に驚かされた。 前述の彼女たちを追いこんだ側だったということ。 勿論、今は違うけれども。 成人君主なんてキャラが存在せず、みんな不完全で完璧ではなくて、でもそれに焦らなくていいよと思える物語という。 人を追い込む側、追い込まれる側(一応自覚をもって追い込んでいる人はいない、無自覚に、そして結果的に相手を追い込んでしまっている)様々な人が出てくるので、共感できるキャラはきっと出てくるはず。 果たして、どちらに共感できるのか。 自分はどちらかというと今の自分でいいと開き直っている側だが、それを他者に押し付けることはしたくないなと思った。 気をつけねば。
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