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さよなら願いごと 光文社文庫
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さよなら願いごと 光文社文庫

大崎梢(著者)

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さよなら願いごと 光文社文庫

770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2023/08/09
JAN 9784334100049

さよなら願いごと

¥770

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2024/01/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

今作は4つの章で構成されていました。 『願いごとツユクサ』  小学生の琴美の祖父の仕事を手伝いに時々やってくる佐野が琴美と琴美の同級生・チカと同・光弘とともに光弘の祖母に起こった事件を解決するエピソード。 佐野の行動に不信を感じる琴美は…。 『おまじないコスモス』 中学生の祥子は同級生・土屋拓人から「拓人の父が祥子の母と浮気をしている」と告げられる。祥子が母に尋ねると30年前の母の同級生が殺された事件を知ることになる。母はひとりで事件の真相を探りはじめていたのだが…。 『占いクレマチス』  高校生の沙也香は文化祭で所属する新聞部の発表テーマが地元の廃ホテルになり同級生3人と取材を始める。ホテルの建設の中止に県議選挙が関係しているのではと調べはじめるのだが…。 『花をつなぐ』 取材を続ける新聞部の紗也香達は祥子達と知り合い、事件の真相に辿りつく。 『願いごと…』の終わりにモヤモヤが。琴美が不審な行動をする佐野に見つかるのだが、ここで話が一段落してしまう。 『おまじない…』を読み終わり再びモヤモヤっと感が。祥子が母に電話をすると、母は急いで通話を切り、そこで一段落。 『占い…』を読み始め、途中でもしや?と。 殺された女の子って琴美?祥子の母ってチカ? 新聞社の土屋は琴美の同級生・土屋?などと思いながら 『花を…』になり、沙也香は祥子と出会うことになり、祥子は琴美とすでにつながっていた。これはきっと、まんまとハマったんだろう。まさかこんなミスリードしくまれていたとは…。 と、ここからエンディングまでが急展開で真相解明までを一気読み。 当初は琴美が佐野くんと周辺で起きた謎や事件を解決してゆく物語かと思ったのが、県議選の不正や殺人事件まで解き明かしてしまうとは想像していませんでした。特に前の2章はモヤモヤ感を残して終わっている。ミスリードにひっかかったのもそんな種まきのせいなんだろうと感心してしまいました。 解決に向かっていくスピード感も半端なく、一気読みも止む負えなかったとは思います。が、小学生の行方を追い始めたところから発見し犯人が確保されるまでがあまりにも短すぎて呆気なさも若干ながら感じているのもあります。でも、ダラダラと逃げ回り、さらなるどんでん返し的なストーリーも凝り過ぎてしまうのかと考えさせられてもいます。 事件解決後の新聞部の文化祭へ向かっていくエピローグは本作をおさらいし、クールダウンするためにも必要不可欠でしょう。 そして最後に、なんらかの願いとツユクサの花を笹船にのせて流してほしかったなぁ。

Posted by ブクログ

2023/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初、教科書に載るような、入試に出るような…なんて思っていたが、とんでもなかった。 時間軸を縦に読ませる伏線により、様々な想像をさせられ、やめられなくなるが、その軸自体の発送がミスリードだと気づかされる瞬間は驚いたし、一章に関しては風景や服装などの頭の中の光景が変わる。

Posted by ブクログ

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