商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京書籍 |
| 発売年月日 | 2023/08/01 |
| JAN | 9784487814534 |
- 書籍
- 書籍
松岡正剛の国語力
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
松岡正剛の国語力
¥1,870
在庫あり
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
2024年8月に松岡さんは亡くなったはず。 あれ? この本では「まだ生きてる」? と思ったら、2023年8月刊。 タイトルから、松岡さんの伝える力が分析されていくのかと思ったのだが違った。 松岡さんの文章を素材とした国語の試験問題を扱う本。 前半は実際の高校入試、大学入試で出題...
2024年8月に松岡さんは亡くなったはず。 あれ? この本では「まだ生きてる」? と思ったら、2023年8月刊。 タイトルから、松岡さんの伝える力が分析されていくのかと思ったのだが違った。 松岡さんの文章を素材とした国語の試験問題を扱う本。 前半は実際の高校入試、大学入試で出題された「良問」を、ISIS編集学校の関係者のみなさんが分析する。 後半は編集学校の人々が作った新作国語問題が提示される。 素材文(松岡正剛の文章)は決して読みにくくないのに、提示された問題を考えると始終本文を読み戻すことになり、読むのに大変時間がかかった。 私にとって意外だったのは、松岡さんの文章が入試問題にたくさん採用されていること。 この人の文章は、論旨に対し、例として差し込まれる固有名詞がとても多いと感じる。 私は国語の問題では知識を問うてはいけないものだ思っていた(文法など国語に関わる知識は別)から、こういう文章は使いにくいのではないか、と思っていたのだ。 松岡さん自身が問題を解いて、選択肢を前に「どれも正しいんじゃないの」と、きょとんとしていたという話は、やはりか、と思うが、やはり面白い。 本書の中で、国語のテストとは、出題者の読み筋にそって解答者が本文を共同解釈することだ、と説明されていた。 そういう「テストの流儀」を共有していなければ、著者もやはり「解けない」のだ。 編集学校が提案する新しい問題はこんな内容。 ・要約から自分の考えを展開する なんだ、今まである問題タイプ…と思ったが、読ませる文章がべらぼうに長い。 ・文章を比べ読みする これも、最近「新傾向」としてよく出題されるパターンか、と思われたが、二編の共通点と相違点を挙げ、さらに両方に挙げられていない具体例を挙げよ、という問題。 ・課題文の続きを書かせる(500字で!) ・ある本の目次を提示し、その本を読んだつもりで感想文を書く ・物語の母型についての課題文を読ませ、要点について理解を問う問題の後に、提示された条件にあう物語を作らせる ・「宝島遊び」の文章を読ませ、そのルールをまとめ、本文に即した宝物のありかを示す地図を書かせる …他にもあるが、このあたりになると、編集学校の課題のようだ。 面白いし、私は解いてみたいと思うけれど、入試問題として出すのは今日び難しい気はする。 短い時間で大勢の答案に点数をつける入試問題である。 しかも、近年は情報開示も求められるため、「主観性が強い」とされそうな問題は敬遠されてしまうのではないだろうか。
Posted by 
