商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/07/27 |
JAN | 9784065319543 |
- 書籍
- 書籍
天涯図書館
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
天涯図書館
¥2,970
在庫あり
商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
語られなければ残らない 本の大切さを 感じた 今の時代を先取りしたみたいな 文学作品 作家の今を見る目は 凄い
Posted by
『〇〇図書館シリーズ』は、これにて総ざらいって感じなのかしらん。 寂しいなあ。 コロナ禍であることがとても意識して書かれている1冊に結果的にはなってるなあ。 こんなにも現実離れしている皆川先生も、ちゃんと我々と地続きの世界を生きているんだな…と今更ながら実感。 しかし、今回収録...
『〇〇図書館シリーズ』は、これにて総ざらいって感じなのかしらん。 寂しいなあ。 コロナ禍であることがとても意識して書かれている1冊に結果的にはなってるなあ。 こんなにも現実離れしている皆川先生も、ちゃんと我々と地続きの世界を生きているんだな…と今更ながら実感。 しかし、今回収録されている書き下ろし短編2本は久し振りに皆川博子でござい、という雰囲気だったな。 特に「焚書類聚」。 これで”ふんしょるいじゅ”ってセンスが良過ぎる。 物悲しいホラーなテイストも、孤独もかなしい愛情も、終わり方も展開もアレッ、これって皆川先生の自伝…????と思わせておいて…っていうのも全てが久し振りの皆川博子短編過ぎる。
Posted by
恥ずかしながら、皆川博子氏の著作を読むのは初。綾辻行人氏のTwitterを小野主上の関係でフォローしていて、珍しく(なんて失礼ですが)綾辻氏が感想を呟いてらしたので興味を持ち…いい装丁に、良いタイトル。シリーズの3冊目でした。 コロナと、ロシアによるウクライナ侵攻と。そこに重なる...
恥ずかしながら、皆川博子氏の著作を読むのは初。綾辻行人氏のTwitterを小野主上の関係でフォローしていて、珍しく(なんて失礼ですが)綾辻氏が感想を呟いてらしたので興味を持ち…いい装丁に、良いタイトル。シリーズの3冊目でした。 コロナと、ロシアによるウクライナ侵攻と。そこに重なる第二次世界大戦、空襲の記憶。大大大先輩のはずなのに、なんてみずみずしい感性で…友達のような感覚で、気さくに、そして真摯に、日々を記録しお伝えくださるその姿勢に…メロメロになってしました。どの本も、読みたい。特に『ソロ』は絶対によみたい。 〈新聞に載った出来事を参照してしか自分の人生に日付をつけられないことにウルリッヒは気づく。〉の引用に、痺れた。 そして最後の…特に、焚書類聚は。ずしりと重く、それでいて鎮魂の…挽歌のようでもあり。美しく哀しく寂しく…司書の末席を汚す者として、現状をいかに維持し、守り、そして広げていくか…自分のなかの指標になったようにも感じます。読めてよかった。
Posted by