商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | UーNEXT |
発売年月日 | 2023/07/07 |
JAN | 9784910207834 |
- 書籍
- 新書
うどん陣営の受難
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うどん陣営の受難
¥990
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商品レビュー
3.5
44件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ある会社の代表を決める選挙にまつわるお話。 選挙といっても主人公が選挙活動に勤しむということはなく、支持していた候補者が落選するところから物語は始まる。 決選投票に残ったふたつの派閥が進めるいろんな選挙活動に心をかき乱される様子がメインで描かれ、選挙が終わってつまらない毎日に戻っていくところでお話が終わる。 正直、この物語を読んだ前と後で、何も変わらなかった。 ただただ、知らない人の人生のごく一部を見た。それだけ。 全体的に淡々と話が進んでいくので、そこまで盛り上がり要素もない。 でも、なんだろう。うっすら違和感というか、気持ち悪さがある。 この物語の主人公が考えてることがあまり理解できなくて、会社にいてもあんまり関わりたくないタイプだなとか、この会社選挙期間中いつもこんな感じなんだったらやばすぎるなとか。 最近、津村さんの『つまらない住宅地のすべての家』という本を読んだのだが、あのお話に出てくるとある家の薄暗さと近い感覚な気がする。 とはいえ、この気持ち悪さ嫌いではないのよね…
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なんやろう、この可笑しみは。 これが津村ワールド? おもしろかった。タイトルもいいなぁ。 社内派閥のあれこれ。 対立する藍井戸氏と黄島氏の二陣営のどちらでもない、第三位候補の緑山氏を推している「緑の会合」。 って言っても、いつもみんなでずっとうどん食べてるし! みんな、どんだけ...
なんやろう、この可笑しみは。 これが津村ワールド? おもしろかった。タイトルもいいなぁ。 社内派閥のあれこれ。 対立する藍井戸氏と黄島氏の二陣営のどちらでもない、第三位候補の緑山氏を推している「緑の会合」。 って言っても、いつもみんなでずっとうどん食べてるし! みんな、どんだけ“うどん”が好きなん!! 得票数獲得のための対立する陣営の足の引っ張り合い、探り合いが嫌な感じ。そして面倒臭いなぁ…。 社内政治の攻防とともに何気なく描かれているポンコツなパソコンとの攻防。 思わず吹いてしまう場面、共感する部分があってクスリとなります。 投票前の特殊な状況を、おかしみを感じる絶妙なタッチで描かれていて、ゆるい面白さが好みでした。
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こんな仕事以外のことで面倒臭い(とは言え自分たちの働く環境に関わってくるので面倒臭がってたらいけないというのもまた煩わしい)会社嫌だな、と思いつつ、とにかくうどんが食べたくなりました。
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