商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/07/12 |
JAN | 9784047375697 |
- コミック
- KADOKAWA
GLITCH(4)
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GLITCH(4)
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駐在のシノダくんは、ケイに「国家権力」と呼ばせるためにいるキャラクターのような。サイさんみたいな他種族だけでなくケイの父のような「外国人」もいて、実際ガブリエルの方がより警官を警戒している。不可欠な存在ではあると思う。ちょっとシノダ自身がそれに自覚的すぎる気もするけど。 あと気に...
駐在のシノダくんは、ケイに「国家権力」と呼ばせるためにいるキャラクターのような。サイさんみたいな他種族だけでなくケイの父のような「外国人」もいて、実際ガブリエルの方がより警官を警戒している。不可欠な存在ではあると思う。ちょっとシノダ自身がそれに自覚的すぎる気もするけど。 あと気になるのは、ハナエさんがあまりにもあっさり陰謀論というかゼノフォビアを捨てたこと。あれほどのめり込んでた人が、少女の一言くらいで変わるのかな~と思わなくもない。作中で唯一、受容的でないキャラクターだったがゆえに。 不思議な現象が日常的に起こり、人類ではない住人が暮らす小さな桃迦町は別に夢の共生社会というわけじゃないだろう。ハナエが商店で働くサイをしょっちゅう通報していた、というエピソード以外は作中で具体的には描かれないけど。ひとつには、子どもたちの視点で描かれてるからというのもあるだろう。未知との遭遇を果たす4人の子どもたちの親はみんなシングルマザー/ファーザーで、さらに海外ルーツだったりレズビアンだったりする。作中でそのこと自体が起こす軋轢というのも描かれない。あくまで社会の排他性について様々なキャラクターが語るセリフの端々から想像するかぎり。駐在が2人しかいない町でガブが警察嫌いを顕にするということは、シノダじゃない方の警官からか、あるいは他所で嫌な目に遭ったんだろう、みたいな。 子どもたちの夏の大冒険ものとしてとても面白かった。テンポもいいし、キャラクターも魅力的。印象的なセリフも多い。
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