商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 左右社 |
発売年月日 | 2023/07/06 |
JAN | 9784865283754 |
- 書籍
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未来のための終末論
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未来のための終末論
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3.5
3件のお客様レビュー
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大澤→斎藤へのツッコミ、脱成長コミュニズムの深掘りはとてもタメになる。著書は何冊か拝見したが、大澤さんがこんなに突っ込んだ話ができる人だとは思ってなかった。 エコロジカル思想の歴史もなるほど書籍を探す際の参考になりそう。 後半の論文はやや冗長でいつもの大澤真幸と言った雰囲気。紙幅...
大澤→斎藤へのツッコミ、脱成長コミュニズムの深掘りはとてもタメになる。著書は何冊か拝見したが、大澤さんがこんなに突っ込んだ話ができる人だとは思ってなかった。 エコロジカル思想の歴史もなるほど書籍を探す際の参考になりそう。 後半の論文はやや冗長でいつもの大澤真幸と言った雰囲気。紙幅5分の1でも同じことが書けると思う。
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自由が一番大切という議論があったが、その自由は本当の自由なのかと思ってしまう。自分では自由な選択をしているつもりでも、何かによってさせられていると言えることはないか。最近の広告の出方などを見ているとぞっとする。保育所のお迎えに遅刻すると罰金を支払う制度ができたら余計に遅れる人が増...
自由が一番大切という議論があったが、その自由は本当の自由なのかと思ってしまう。自分では自由な選択をしているつもりでも、何かによってさせられていると言えることはないか。最近の広告の出方などを見ているとぞっとする。保育所のお迎えに遅刻すると罰金を支払う制度ができたら余計に遅れる人が増えたというのはよく分かる。お金を払えばもう少し見てもらえるのならそちらを選ぶというわけだ。資本は剰余価値を生みながら循環する。科学の知識も剰余知識を発生し続けている。これは1つ新たに何か分かるとそれに関連して分からないことがまた登場するというようなことだろうか。まあだからこそ科学者がするべき仕事はなくならないということなのだろうな。将来のために今は我慢するというのではなくいま現在を充実させ楽しんで生きる=コンサマトリーというのは最も大切な考え方だと思う。学ぶこと自体が楽しい、もっと学びたいから学ぶ、そうなってしまえば勉強することが苦痛だなどとは誰も感じなくなる。しかしほとんどの子どもたちは受験のためにとか、テストがあるからとかの理由で仕方なく勉強をしている。将来のためということと、いま現在を楽しむということをどう両立すればよいのだろう。両立できている生徒はどこでその好循環に入ったのだろう。「今を生きる」と「未来を生きる」の両立。裏返しの終末論。何かつかめそうでつかめない。最後に石牟礼道子が出てきた。これですべてがつながったと思えたが、まだしっくりしない。もう少し考え続けよう。
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