商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | オライリー・ジャパン/オーム社 |
発売年月日 | 2023/06/14 |
JAN | 9784814400225 |
- 書籍
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プログラミング文体練習
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プログラミング文体練習
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
「奇才レーモン・クノーの革命的文学のエスプリをプログラミングで味わう」と帯に書かれた意味不明のキャッチコピーが目を引いた。中身も風変わりで、今まで見たことのないタイプの本だった。一体なんの本なのかというと、テキストに出現する単語の数を数えるという小さなプログラム課題を40の異なる...
「奇才レーモン・クノーの革命的文学のエスプリをプログラミングで味わう」と帯に書かれた意味不明のキャッチコピーが目を引いた。中身も風変わりで、今まで見たことのないタイプの本だった。一体なんの本なのかというと、テキストに出現する単語の数を数えるという小さなプログラム課題を40の異なるスタイルでこなすことでプログラミングの練習するというもの。 すべてPythonで書かれているが、Pythonの利用者よりも、むしろ新たな言語を学ぶときの練習題材としてうってつけではないかと思った。新しいプログラミング言語を学ぶときの効果的な練習法としては、実用的なプログラムを実際に書いてみることが挙げられる。それだけだと、自分の一番慣れているやり方に傾倒してしまい、言語が秘めている可能性を十分に体験することができないおそれがある。この本で提供されている練習問題も活用すれば、そこを補強できるかもしれない。タイトル通り、本当に練習のための本だと言える。一度通して読んだだけではあまり役に立たず、実際に練習することで初めて有効活用できる。 最後の第X部だけは、ニューラルネットワークを扱うもので、やや趣旨から外れているように思えた。その下地がないので、理解もできなかった。
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「単語の出現頻度を数え、多い順から表示する」という簡単な処理を例に、40種類のプログラミングスタイルを紹介している。 発売前にこのサマリを知り、自分はどれぐらいの方法が思いつくか少し考えてみたが、全然思いつかなかったので、読んだことで思考の幅が広がったことが実感できた。 中には「...
「単語の出現頻度を数え、多い順から表示する」という簡単な処理を例に、40種類のプログラミングスタイルを紹介している。 発売前にこのサマリを知り、自分はどれぐらいの方法が思いつくか少し考えてみたが、全然思いつかなかったので、読んだことで思考の幅が広がったことが実感できた。 中には「これをプログラミングスタイルと呼ぶのか?」というものも含まれるが、一つ一つのスタイルで取り上げているテーマは重要なものばかりで、処理の内容に対して認知的負荷を割かず、スタイルにだけ集中できるこの本の書き方はとても良いと思う。 少し残念だったところとしては、いわゆる読みやすい実装や効率の良い実装、といった観点は度外視して、半ば強引にスタイルを適用しているので、どのようなときにこのスタイルを使うべきか、使わざるべきか、といったことをこの本から直接的に得ることは難しい。 どちらかというとコードリーディングの際に実装の意図を想像する選択肢を増やす、という目的の方が向いている。
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