商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 淡交社 |
発売年月日 | 2023/06/09 |
JAN | 9784473045584 |
- 書籍
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解剖 京都力
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解剖 京都力
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読売新聞大阪本社経済部による「京都」を多面的に分析した記事をまとめている。 コロナ以前は京都に溢れていた観光客がコロナ禍となり、急減し、どうなることかと思っていたが、また最近は以前の状態に戻りつつある。京都の魅力とは、観光面を重視しがちであるが、それ以外のところでも日本中、いや世...
読売新聞大阪本社経済部による「京都」を多面的に分析した記事をまとめている。 コロナ以前は京都に溢れていた観光客がコロナ禍となり、急減し、どうなることかと思っていたが、また最近は以前の状態に戻りつつある。京都の魅力とは、観光面を重視しがちであるが、それ以外のところでも日本中、いや世界を見渡してみても、特殊な都市であると感じる。 その特殊性、多面性を分析していく。これから先の発展を見据えて、どのように改革していくか、前進していくかという観点も感じられた。
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読売新聞大阪本社が、2021年春に「京都力」と銘打って連載した記事をまとめた本。京都について、企業や大学、伝統産業など、取材やインタビューを通じて記事にしている。1つ1つの内容はさほど深くはないが、京都で活躍する人や企業を通じて、伝統を大切にしながらも新しいことへチャレンジする京...
読売新聞大阪本社が、2021年春に「京都力」と銘打って連載した記事をまとめた本。京都について、企業や大学、伝統産業など、取材やインタビューを通じて記事にしている。1つ1つの内容はさほど深くはないが、京都で活躍する人や企業を通じて、伝統を大切にしながらも新しいことへチャレンジする京都という都市像が見えてくる。京都の新たな一面を理解できた。 「電圧を安定させる部品「積層セラミックコンデンサー」。スマホ1台に約1000個が搭載され、現在主流の縦0.4ミリ、横0.2ミリのサイズでは7割以上を村田製作所が供給しているとみられる。カメラを保護するセラミック部品は京セラ、電子回路の電流を制御する超小型の抵抗器はローム、振動モーターは日本電産。随所で京都企業の製品が役割を果たす。世界最先端のスマホを、京都の技術力が内から支える」p11 「自社の技術を追求し、電子部品という「ニッチ」な市場で世界を席巻する京都企業は多い。日本電産はハードディスクドライブ用の精密モーターで8割、京セラは半導体などを保護するセラミックパッケージで7割と、圧倒的なシェアを誇る」p12 「国際協力銀行によると2019年度の国内製造業530社の海外売上高比率は平均36.2%だが、村田製作所と日本電産は9割、京セラも6割超が海外だ」p13 「企業が集まる東京の方が、支援プログラムや資金調達の面でも充実しているのは事実(京都リサーチパーク社長 都志宜裕)」p25 「京都府は全企業に占める老舗の割合が4.73%と、全国平均(2.27%)を大きく上回り、47都道府県の中で最も高い」p47 「京都府が1970年、府内約700の老舗を対象に「家訓」を調べたところ、「利益第一」を掲げていた社はゼロ。社会課題の解決に役立つべく、道義を優先し、利益は後からとする「先義後利」が圧倒的に多かった。伝統を守りつつ、常に新たな分野に挑む「不易流行」も目立った」p48 「(京都先端科学大学理事長 永守重信)教員から「うちは英語の学校ですか」との反発もあったが、永守氏は「英語でコミュニケーションをとれないようでは、社会に出ても役に立たない」と必要性を説く」p72 「(永守氏)英語は運転免許みたいなものだ。日本電産は40か国以上に拠点があり、共通語は英語しかない。新卒で話せないのは日本ぐらいで、文法ばかり教えるから嫌いになるのではないか。海外に派遣した若い社員が1年でペラペラに話すことを考えると、教え方に問題があるように思う。今後は、留学生もどんどん入れる。日本ではこれから子供が減り、大学経営が厳しくなるのに、日本語の授業しかないから、留学生は欧米やアジアの大学に行ってしまう。これではグローバルで勝てない」p75 「(俵屋当主 とし(90))もてなしも過ぎれば暑苦しい。人への心遣いも見えてしまえば野暮だ」p104 「日本庭園を海外富裕層へアピール。植彌加藤造園。海外担当取締役 安野肇(48)」p115 「欧州側は、世界的に知名度が低い京都の老舗のすごさを知っている」p160 「西陣織、京漆器、京友禅など京都の老舗の製品自体、欧州と比べても遜色はない。必要なのは、世界を相手に自社ブランドを積極的に打ち出すことだ。富裕層を意識し、苦手とする情報発信やブランド価値を高める値付けなどが不可欠になる」p160 「机上で考えるより「見切り発車」でまずは動いてみることだ。動けば課題が見える。問題があれば修正していけばいい。最も大事なのは経営トップの意識だ。会社をぶっ潰すほどの発想力と覚悟が求められる」p194 「稲盛さんは「誰よりも努力し、利益を出し、人を雇うことは善だ」と説く。利益を税金として社会に還元し、多くの人を長く雇用する企業を作ることが大切だと唱えていた」p204
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