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戦前のこわい話 増補版
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戦前のこわい話 増補版
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
半分ぐらいが猟奇的殺人事件(ヒトコワ)、残りが幽霊と動物の祟り関係の話。私の中に怪談ブームが到来して早1年ぐらいが経過し、そろそろyoutube以外のリソースから怪談を知りたくなって手に取った本書。 サブタイトルには怪奇実話集とあり、煙がなかった話ではないのだろう。 『闇の人形師』などは、江戸川乱歩あたりが小説にしていそうな、薄気味の悪い殺人事件の顛末であり、あと少しグロさが加わると、私の嗜好からは外れてしまうだろうというギリギリのラインである。 それにしても人間が求めるスリルって、時代が変わっても同じなんだと妙に納得。
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一つ一つの話の結末は、途中で語られた事象がすべて結論づけられるわけでもなく、悪くいってしまえばまとまりに欠けるのだが、そのまとまりに欠けるところが、そういうものだったんだというリアルさを醸し出す効果もあり、なかなか読み応えがあった。
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