商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本実業出版社 |
発売年月日 | 2023/06/01 |
JAN | 9784534060204 |
- 書籍
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企業文化をデザインする
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企業文化をデザインする
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20【なぜ、今カルチャーデザインなのか】 今までは「ヒト以外の要因」で企業の成長や成功を説明できた。日本であれば、高度経済成長期は上りのエスカレーターに乗っている状態だったので、他社よりも努力を積み重ねることで成功できる確率が上がった。また。他社よりも優れた製品さえ作れば、顧客は...
20【なぜ、今カルチャーデザインなのか】 今までは「ヒト以外の要因」で企業の成長や成功を説明できた。日本であれば、高度経済成長期は上りのエスカレーターに乗っている状態だったので、他社よりも努力を積み重ねることで成功できる確率が上がった。また。他社よりも優れた製品さえ作れば、顧客は選んでくれた。 さらに、インターネットによる情報革命は、競合他社の製品・サービスをリバースエンジニアリングすることを可能にし、その成功要因を高いか解像度で把握できるようになった。つまり、カルチャーのような曖昧なものを考えるのではなく、常に明確なものを扱うことに成功できた。 しかし、時間が経つにつれて、一定レベル以上に達した各社の商品やサービスのクオリティは、容易に差別できるものではなくなった。また、世界がVUCAと呼ばれる時代に突入し、企業経営の変数におけるVolatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)が高まった。 あらゆる事象を「明快で説明可能」な状態にすることのコストが高まっている。裏を返すと、「曖昧で説明不可能な物」を、そして「複雑なものを複雑なまま」に許容し、デザインすることが必要になっている。 32【起業カルチャーとは】 カルチャーデザインとは、その企業信じるもの、そして、それに基づき判断・行動することのすべて。 34 『サピエンス全史』の著者ユヴァル・ノア・ハラリは、数万年前に登場した人類の直接的な祖先である「ホモ・サピエンス」だけが圧倒的優位をもち、現在まで生き残れた理由は、彼らが「虚構を信じる能力」を持っていたからと論じている。 「虚構を信じる能力」とは、あるかないかは分からないものを空想し、それを信じることで「想像上の現実」を生み出す力のこと。この能力の獲得により、ホモ・サピエンスは、血縁や親密性のみでつながることができる群れの限界(おおむね150人まで=ダンバー数)を哺乳類として初めて突破し、何千・何万もの個体を束ねることに成功。 66 たとえ信じる神がいなくても、特定の価値観に傾倒し、一般常識からかけ離れた極端に厳格なルールを順守したり、熱狂的な行動を起こしたりする集団は、しばしば「宗教」にたとえられる。 国内企業で言えば、GMOインターネットグループで行われている「スピリットベンチャー宣言」の唱和が最たる例。定められた「教典」や「戒律」を唱和するという「儀式」は、まさに「宗教」といっても過言ではない。 81 あなたが経営者、マネージャーであっても、企業カルチャーを強化したいのであれば、メンバーの中から「濃い信者」を探し出すか育てるか、もしくは、自らが「濃い信者」となり、布教活動に努めましょう。 113 サイバーエージェントの採用の軸としている「素直でいい奴」とは、最低限度のカルチャーフィット要件。 135 企業カルチャーに対する経営戦略上のアプローチは、「すでにあるもの」を可視化し、深く理解し、より広め、自社が置かれている外部環境や事業戦略に合わせて調整したり、バランスをとったり、場合によっては外科手術を施したりする。 162 エゴが強く自分の成果を優先する人物(テイカー:奪う人)ではなく、組織や仲間に成果やエネルギーを与えることを優先する人物(ギバー:与える人)こそ、組織の感情デザインにおける最重要人物となる。 182 優れたカルチャーデザインとは、その企業の文化に根差した「勝てる組織カルチャーのデザイン」。そして、カルチャーはハイレベルな領域のデザインであり、日々の業務で大事になるには「行動」のデザイン。 つまり、本当に必要なのは「強いカルチャーを作る」ことよりも、「勝ち続けるための組織行動をデザインすること」。 258 頂上・・・ビジョン ルート・・・ミッション 態度・・・バリュー 275 「企業カルチャー」とは、「その企業の生き方」。
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企業文化については、自分の興味のある領域でもあるので、 ちょくちょくこういった本は読んでいます。 著者のことは全く知らなかったのですが、 主にスタートアップを中心に 人事畑で活躍されてきた方のようです。 この本一冊の中にぎゅーっとエッセンスが詰まっており、 自分はとても分かり...
企業文化については、自分の興味のある領域でもあるので、 ちょくちょくこういった本は読んでいます。 著者のことは全く知らなかったのですが、 主にスタートアップを中心に 人事畑で活躍されてきた方のようです。 この本一冊の中にぎゅーっとエッセンスが詰まっており、 自分はとても分かりやすい本だなと感じました。 各章の最後にまとめも載っており、 ここを読むだけでもこの本のあらすじは押さえられるでしょう。 以前にレビューした 「カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方」や 「だから僕たちは、組織を変えていける」と 扱うテーマは同じで、 解説のアプローチが異なるって感じでしょうか。 合わせて読むことをお勧めします。 ※カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方 https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4799326686#comment ※だから僕たちは、組織を変えていける https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4295406252#comment
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