商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2023/05/23 |
JAN | 9784152102430 |
- 書籍
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サイケデリック・マウンテン
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サイケデリック・マウンテン
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
榎本憲男『サイケデリック・マウンテン』読了。 カルト教団の元信者による殺人事件の洗脳疑惑の捜査の第一部から二部、三部と様相を変えながら大きな物語が展開される。洗脳、宗教、技術革新、疑獄、テロとそれぞれに粗削りながらも虚構に現実を取り込むことで物語に緊迫感が出ている。 NCSC やグリーンコールといったスケールの大きなアイデアはおもしろいのだけれど、大風呂敷広げながらも結局身の回りであったり男女の関係性に収束していく感であったり洗脳周りのロジックが大味で気になるところ。
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感想 正直な所感は一言。疲れた。 1章は脳科学やら心理学やら難解だが、2章は被害者どのようにして這い上がったかみているようで楽しい。 3章も謎解きだが、普通に2章だけでも面白かった。 あらすじ 日本が軍事研究に力を入れるようになり、井タニは兵士の気持ちを強くする精神の研究...
感想 正直な所感は一言。疲れた。 1章は脳科学やら心理学やら難解だが、2章は被害者どのようにして這い上がったかみているようで楽しい。 3章も謎解きだが、普通に2章だけでも面白かった。 あらすじ 日本が軍事研究に力を入れるようになり、井タニは兵士の気持ちを強くする精神の研究をしていた。 同期の警視庁の弓削が、一真行というオカルト教団の捜査をしており、バーで殺人を行った犯人の三宅が一真行によって洗脳されていたのではないかと疑う。 三宅を心理カウンセラーの山咲に託して、心の中のロックを外す依頼をするが、動機について自白しない。そうするうちに一真行の元信者2人が新たに外資系役員を刺殺する事件が起きる。 こちらの二人についても動機がはっきりしない。やがて加害者が口にしたグリーンコールという言葉から、その証券を鷹栖が売っていたことが分かり、被害者に接点が生まれる。 2章は被害者の鷹栖の人生について。家出して詐欺の片棒を担いで17歳まで生き、その後、詐欺を抜け出すために和歌山の一真行に入信。勉学と経済学、英語などを身につける。 グリーンコールとはケナフ竹を原料として遺伝子組み換え技術を使ったものあり、エネルギー効率の良いバイオマスエネルギーだった。鷹栖は日本をエネルギー大国にすべく、アジア開発銀行に入り、投資でお金を集める。 3章は再び警視庁も捜査で犯人探し。ケナフ竹と鷹栖の狙いに気づいた警察の捜査が進展する。真犯人は意外な人物だった。井タニの同僚の弓削が洗脳にかかっていた。井タニは弓削の洗脳を解くべく尽力する。 弓削が狙うのはグリーンコール債を買っていた首相だった。しかし、そこには意外な結末が待っていた。
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殺人事件の犯人はすぐに捕まったけれど、どうもマインドコントロールされているもよう。 じゃあ、実行犯を洗脳した真犯人は誰?という話でした。 エネルギー問題や環境問題、量子物理学に気功他。色々な事柄が出てきて、難しかったです。 あの事件を彷彿とさせるところがありました。
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