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差別の教室
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
タイトルの「差別」という言葉に反応して読んでみようと思ったんだと思う。ちょっと言おうとしていることがよくつかめなかった。著者が中央大学で講義した21回分をまとめたものなので、ワンテーマに絞れるかというとそういうものでもなさそうだし、著者もそんなことを述べている。 差別とはどういう...
タイトルの「差別」という言葉に反応して読んでみようと思ったんだと思う。ちょっと言おうとしていることがよくつかめなかった。著者が中央大学で講義した21回分をまとめたものなので、ワンテーマに絞れるかというとそういうものでもなさそうだし、著者もそんなことを述べている。 差別とはどういうものかを説いてくれているような、それでいて自分の感覚とはズレがあるような……。差別について考えを巡らせているわけだけど、終盤で帰国子女で外国で日本人差別のような経験もある著者の連れ合いはあっけらかんとそういう人もいるんだと思っていると受け流す。差別をあげつらうのもいいけど、結局それって差別の渦中にいるわけであり、それよりは受け流すほうが強者って感じがするし、そうありたいと思うなあ。 著者は自分と似た方向性のクセがある人のような気がする。特に終わりのほうの子ども時代のいじめや教師につらくあたられたエピソードなどに自分と同じ性向を感じたよ。
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人の心に貼りつく差別の「種」は、いつ、どこで生まれるのか。 死にかけた人は差別しないのか──? 新聞社の特派員としてアフリカ、ヨーロッパ、南米を渡り歩いてきた著者は、差別を乗り越えるために、自身の過去の体験を見つめ、差別とどう関わってきたか振り返ることの重要性を訴える。 本書では...
人の心に貼りつく差別の「種」は、いつ、どこで生まれるのか。 死にかけた人は差別しないのか──? 新聞社の特派員としてアフリカ、ヨーロッパ、南米を渡り歩いてきた著者は、差別を乗り越えるために、自身の過去の体験を見つめ、差別とどう関わってきたか振り返ることの重要性を訴える。 本書では、コロナ禍の時期に大学で行われた人気講義をもとに、差別の問題を考え続けるヒントを提示。 熟練のノンフィクション作家が世界を旅して掘り下げる、新しい差別論。
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『絵はがきにされた少年』の作者である藤原章生氏。 同じような時期に南部アフリカに居たことで勝手に親近感を抱いていたりして、同氏のフラットで温かみのある目線で描く老人たちが印象的だった。 差別がこの世からなくなったらいいけれど、誰もがアイデンティティとして何かに属している限りなか...
『絵はがきにされた少年』の作者である藤原章生氏。 同じような時期に南部アフリカに居たことで勝手に親近感を抱いていたりして、同氏のフラットで温かみのある目線で描く老人たちが印象的だった。 差別がこの世からなくなったらいいけれど、誰もがアイデンティティとして何かに属している限りなかなか無くせないものでもあるし、声高に主張するのも違う気がする、というスタンスに共感。 こんな本を読むと、書評って「上から目線」になってしまうよな、と感想を書くことをためらってしまう… このブクログにもずいぶんと勝手な、作者や関係者が読んだら怒ったりがっかりしたりするようなことや、決めつけの一般論、属性で一括りにするようなことを書いてしまってる気がする。 まずは、作者がどう思うかを想像しながら、書き込むようにしていこうと思った。
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