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みどりの がけの ふるい いえ
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みどりの がけの ふるい いえ

なかの真実(著者)

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みどりの がけの ふるい いえ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 世界文化ブックス/世界文化社
発売年月日 2023/05/17
JAN 9784418238200

みどりの がけの ふるい いえ

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商品レビュー

3.3

9件のお客様レビュー

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2024/10/28

なかの真実さんの絵本ですね。 なかの真実さんの絵本、デビュー作品です。  たかい がけの ふるい いえに、  ねこが すんでいました。  このとちでは、むかしから  ふしぎな ことが おこると  いわれていて………。  じひびきのような おとと ともに、いえが おおきく ゆれ...

なかの真実さんの絵本ですね。 なかの真実さんの絵本、デビュー作品です。  たかい がけの ふるい いえに、  ねこが すんでいました。  このとちでは、むかしから  ふしぎな ことが おこると  いわれていて………。  じひびきのような おとと ともに、いえが おおきく ゆれました。  まどをしめようとしたら、すみっこに  きらりと ひかる ものが ひとつ  いろとりどりに かがやく、  いしのような ものが ありました。  ねこと、ねこの家の庭に住むにわとりが、巻き込まれる、不思議なお話です。  なかの真実さんの師匠である舘野鴻さんゆずりの、美しい精密画で描かれている、ユーモアにあふれる気持ちがやさしくなるメルヘンですね。  心やさしいねこが、にわとりをかばいながら、不思議な石に、翻弄されて、なんと山が、じつは………?  まったりと心を温める素敵な絵本でした。

Posted by ブクログ

2024/10/08

きれいな海のような色の石を見つめる猫の表情がとてもチャーミング。美しく繊細な絵でつづられたトロルと出会う不思議な物語。美しい青い石はトロルの切ない気持ちで大きくなるのかなあ。ふ〜む

Posted by ブクログ

2024/06/02

 第28回日本絵本賞受賞作「ねことことり」で美しい細密画を描かれていた、なかの真実さんの幻のデビュー作とのことで、借りてみました。  「ねことことり」は、なかのさんの師匠である舘野鴻さんの物語で、本書で登場するのも「ねことにわとり」と、この組み合わせが好きなのかなといった共通点...

 第28回日本絵本賞受賞作「ねことことり」で美しい細密画を描かれていた、なかの真実さんの幻のデビュー作とのことで、借りてみました。  「ねことことり」は、なかのさんの師匠である舘野鴻さんの物語で、本書で登場するのも「ねことにわとり」と、この組み合わせが好きなのかなといった共通点は、ちょっと面白いものがありながら、物語の雰囲気は全く違うのが、また面白い。  そして、タイトルにもあるこの高い崖は、扉絵を見ても分かるように、目が眩むような怖さでありながら、更に昔から不思議なことが起こるそうで、その不穏な感じは始まりの、地震で目を覚ましたねこの場面から感じられて、にわとりとお互いの無事を分かち合いながら、ふと気付くと窓の隅に、奇妙な色合いの石のようなものが置いてあった。  しかし、ねこは驚きながらも、朝食を作るのに試しに包丁として使ってみたら、その切れ味のよさに満足しながら作り終えると、不思議なことに石が少し大きくなっていたが、これはお皿にちょうどいいと、構わず利用することにしたら、朝食後にまたまた大きくなっていた。  それを台所で丁寧に洗って綺麗に拭いたねこは、今度はテーブルとして外に持ち出して、にわとりと一緒に、きいちごジュースを飲みながら眼下に広がる眺望を楽しんだりと、不思議な石を思いの外に活用していることに、最初に感じた不穏さも消え去ったかと思いきや、夜でも無いのに空は急に暗くなり、窓にはふっと影が・・・そして石はぐんぐん大きくなっていき、これはベッドにできるかなと、不安でいっぱいのにわとりと一緒に寝ることに決めて、気になることはたくさんあるものの、ここで悠々と眠りにつけるのは、動物の習性的なものなのかもしれない。  しかし、ここからは違う世界に来てしまったかのような、超自然現象的な出来事が起こって二人は大騒ぎとなり、その運命は如何に・・・。  見返しの木苺のデザインから見入ってしまう、なかのさんの細密画は本書でも印象に残り、前半ののどかでアットホームな雰囲気と、後半の劇的な感情が迸る雰囲気とのメリハリも効いていて、その不穏さは悲しみの裏返しであったことを実感させられる切なさへと繋がっていく物語も印象的だった。  そして、そんな物語を彩るように、本編の絵を飾る額縁のデザインである木苺が、ページを重ねる毎に成長し、最後には実を結ぶことには、それくらいの感動があることに擬えた、友達の素晴らしさを表したものだと、私には思われたのであった。  個人的には、途中の展開の奇抜さと最後の意外性とが結びつかなかったのが、やや気になったものの、ねことにわとりの大らかさが心地好い物語でした。

Posted by ブクログ

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