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チョプラ警部の思いがけない相続 ハーパーBOOKS
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チョプラ警部の思いがけない相続 ハーパーBOOKS

ヴァシーム・カーン(著者), 舩山むつみ(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ハーパーコリンズ・ジャパン
発売年月日 2023/05/18
JAN 9784596772176

チョプラ警部の思いがけない相続

¥1,119

商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2024/07/14

体調不安を理由に警察を早期退官した、謹厳実直堅物を絵に描いたような漢の中の漢〈チョプラ(元)警部〉と、ある日突然やってきた謎の仔象〈ガネーシャ〉とのバディストーリー。 小僧ではなくて‘仔象’なんですよ。 インド最大の都市・ムンバイの闇に蠢く悪を警部と仔象の正義が暴き出し打ち砕く...

体調不安を理由に警察を早期退官した、謹厳実直堅物を絵に描いたような漢の中の漢〈チョプラ(元)警部〉と、ある日突然やってきた謎の仔象〈ガネーシャ〉とのバディストーリー。 小僧ではなくて‘仔象’なんですよ。 インド最大の都市・ムンバイの闇に蠢く悪を警部と仔象の正義が暴き出し打ち砕く!スッキリ爽快なものがたり。 ムンバイの広さは約603平方キロメートル、日本の都市でいえば富良野市や霧島市と同じくらいだが人口は東京都全体よりも多い1,600万人を擁し、ギュウギュウ。ちなみに東京都の面積は2,194平方キロメートル。こうして考えると途方もない密度だな…。 物語の軸としては三つ。 ①人気のない湿地で見つかった青年の死体の謎 ②チョプラ警部の妻〈ポピー〉が抱える不妊の悩みと、こじれた夫婦関係と、ある企みの行方 ③仔象の素性の謎 このうちどうしても一番気になってしまうのは③なのだが、シリーズものであるからなのかこの作品では明確にはならず。一応《最終章》で匂わせ程度には書かれるのでまぁ多分そういう事なんだろうけど、この辺はいずれちゃんと触れられるのだろうか。 ポピーとガネーシャが交流するシーン(p218〜220)が好き。象にヴェポラップ塗って大丈夫なんだろうか。 神秘さと豪快さを兼ね備えた、風変わりな探偵物語のプロローグにあたる一冊。続きが結構あるみたいなので、翻訳されているならばぜひ追いかけたいところ。 1刷 2024.7.14

Posted by ブクログ

2024/06/18

インド系イギリス人がインドを舞台に描いたサスペンス。現代インドが舞台だけれど、ちょっとファンタジーっぽくもある。ストーリーも文章も普通に面白いけど、なによりインド社会の様子が事細かに描かれているのが興味深い。ベイビー・ガネーシャ探偵事務所シリーズは6冊くらい出ているようなので、ま...

インド系イギリス人がインドを舞台に描いたサスペンス。現代インドが舞台だけれど、ちょっとファンタジーっぽくもある。ストーリーも文章も普通に面白いけど、なによりインド社会の様子が事細かに描かれているのが興味深い。ベイビー・ガネーシャ探偵事務所シリーズは6冊くらい出ているようなので、また機会があったら読みたい。 インドではジャングルで左翼武装勢力(ナクサライト)が戦っているらしい。いまだになぜ? 「チョプラはもともと信心深い人間ではない。もうずっと前に、組織化された宗教こそがこの偉大な祖国インドに様々な争いが生じる最大の理由になっているという結論に達したのだ。チョプラは自分のことを熱心な非宗教主義者だと思っている。すべての宗教に同様の敬意を払うと同時に、個人的にはどの宗教にも同様に全く興味がない。」p.32 「都市とは女性のようなものだ。だから、彼女の良いところだけを愛するわけにはいかない。彼女のすべてを愛するか、それとも、全く愛さないか、どちらかしかない。」p.38 「現代のインドでは、ガンディーなどもう時代遅れだと考える人が多いことは、チョプラも知っている。だが、彼はそんな考えには賛成できない。」p.46 「ムンバイでは乞食があまりに多く、生まれつき人間以下の存在だと思われている。乞食に食べ物を買ってやるなどという無謀な振る舞いは、頭のいかれた観光客しかやらないことだ。」p.60 パールシー ゾロアスター教徒 マラバル・ヒル https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42854080V20C19A3000000/ 拝火教徒の「鳥葬」に変化 インド、ハゲワシ減少で ガンジス川は聖者でも水浴をあきらめるレベル https://ngojwg.org/ganga.html シャー・ジャハーンとムムターズ ムガル帝国の第五代皇帝シャー・ジャハーンは、最愛の妃ムムターズの墓所としてタージ・マハルを建造させた。 https://www.y-history.net/appendix/wh0804-019.html 混雑で1日平均12人が死亡、ムンバイの通勤列車 2008年6月27日 https://www.afpbb.com/articles/-/2411105 「チョプラは、父親の静かな、高貴な悲嘆が致死性のあるガスのように小さな家を満たしているのを感じた。」p.122 原理主義者たちは人の言うことに聞く耳を持たない 「義務感というものは、目の色や髪の色のように遺伝で伝わるものではない。それは一人一人の心の中に生まれ、自分の決断によって育っていくものだ。宋、特に人生の最も重要な時にする決断だ。p.283 ガネーシャ 象の頭を持つヒンドゥー教の神 「シヴァ神の妻パールヴァティ―が夫の外出中に産んだ息子で、帰宅したシヴァは自分の息子と気づかず、首を切って殺してしまい、外に出て最初に出会った動物である象の頭を与えて復活させたと伝えられている。ガネーシャは厄除け、財運、学問などをつかさどる神として大変な人気がある。」p.371 https://vaseemkhan.com/ https://filmsaagar.com/

Posted by ブクログ

2024/04/14

 少年の水死体が発見されてからインドに蔓延る巨悪を倒そうとする主人公がカッコよかったし、伯父から相続することになった子象のガネーシャが要所要所でいい仕事をしていて「変わってるけど良いコンビだなぁ。」と思った。続編が出るなら読んでみたい。

Posted by ブクログ

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