商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/05/26 |
JAN | 9784049149944 |
- コミック
- KADOKAWA
生き物好きの安仁馬さんにはほんのちょっぴり毒がある(VOL.1)
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生き物好きの安仁馬さんにはほんのちょっぴり毒がある(VOL.1)
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商品レビュー
5
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- ネタバレ
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結論から、真っ先に言うと、これは良いアオハルモノだ。 ヒロインが可愛い、個性的、主人公との仲も良好、とラブコメに欲しい要素も、しっかりと入ってくれている。 全体的に画力の高さを感じられ、特に、ヒロインの色っぽいシーンと動物に、鈴木先生の気合が入っているのを、しっかりと感じ取れた。読み手それぞれではあるが、私としちゃ、ヒロインに自分の性癖をブッ込んでいる作品は結構、好きだ。 タイトルと表紙にインパクトがあるので、ちょっと、一瞬、読むべきかどうか迷ってしまうものではあるにしろ、実際、読んでみると、面白い。 自分の「好き」が、しっかりとしているヒロインは、それだけで惹かれるものだ。 安仁馬さんの「好き」は、動物なのだが、その切り口っつーか、見ている所、魅力に感じている所が、人とちょい違う。 本人には、一切、悪気がないので、逆に、動物の豆知識に搦めた意見や感想が、悪意のある毒舌よりも、相手に痛恨のダメージをぶち込んでいるのが、実に笑える。まぁ、毒を喰らった相手は笑うに笑えないが。 そんな魅力溢れる安仁馬さんの隠せない「好き」に戸惑ったり、驚かされたりしながらも、頭ごなしに否定せず、それが彼女の魅力である、と受け入れて、肯定する主人公・日野くんの大器にもグッと来るものがある。 自分の「好き」を、誰よりも受容してくれる日野くんに、安仁馬さんが、他の人とは違う距離感や態度で接し、動物に対して感じているモノとも違う好意を示しているのが、実にキュンとする。 個人的には、(2)でラブコメ感が一層に強まってくれる事を期待している。この(1)の本編ラストで、日野くんが見つけた衰弱した黒猫ちゃんが、どのような役割を果たすのか、楽しみだ。 この台詞を引用に選んだのは、日野くんの良さが、これ以上にないくらい出ているな、と感じたものだったので。 自分の尊敬できる人の影響を受け、その人のスタンスを踏襲する。 人間的に成長する方法の一つだろう、これは。 自分のスタンスを、日野くんが理解してくれ、生き物の命をむやみに奪わないでくれた、それが、安仁馬さんにとっちゃ、何よりも嬉しかったんだろうな。 クモ女ってあだ名も案外、悪くない、と自分で思えた安仁馬さんは、ますます、美人度が上がっている。 それに、日野くんへの気持ちが、ラブに傾きつつあるのも確かっぽい。 しかし、クモ女、つまり、アラクネか・・・安仁馬さんがアラクネとなったら、日野くんは絶対に、逃げられず、糸でグルグル巻きにされちゃいそうだな・・・・・・まぁ、現時点で、日野くんは、安仁馬さんの魅力の虜だから、大して変わらんか。 私は、基本、蜘蛛も蛇も大丈夫なタイプ。 なので、家で蜘蛛を見かけても、放置している。 実際、アシダカグモなら、ゴキブリを狩ってくれるから、大歓迎。 まぁ、そもそも、ゴキブリが繁殖しないように、部屋を綺麗にしておけばいいんだけど。 蜘蛛や蛇、飼ってはみたいなぁ、とは思っている。個人的には、タランチュラやポールパイソンに興味アリなんだけど、購入や飼育に必要なお金の方がなぁ、と尻込みしている現状。 そんな迷いを抱えつつ、私は、ちょいちょい、レプタイルショーに足を運んでいる。 次巻では、蜘蛛や蛇のネタが多めだと、実に嬉しい。 いっそ、二人して、ペットショップとかでバイトをしてくれんだろうか。 「日野くんは、アシダカグモ、怖くないの?」 「うん、まあね。前にうさぎ見に行った、じいちゃん家、あったでしょ?古い家だから、昔はよく、クモとか出てきて・・・見慣れてたんだ。けど、それ以上に―――安仁馬さんの話をたくさん聞くようになって、ぼくも生き物に優しくなりたい、と思ったんだ」(by安仁馬瑠衣、日野大志)
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