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ダッドリーくんの12のおはなし
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ダッドリーくんの12のおはなし

フィリップ・レスナー(著者), こみやゆう(訳者), アーノルド・ローベル(絵)

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ダッドリーくんの12のおはなし

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KTC中央出版
発売年月日 2023/04/26
JAN 9784877588472

ダッドリーくんの12のおはなし

¥1,760

商品レビュー

4.5

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2024/08/22

ダッドリーくんと誰かの、ほのぼのとした会話に癒される12のお話。お天気の良い日に散歩しているような気分で一話一話を読んだ。クスッと笑える上質なユーモアがどのお話にもあって楽しい。 いちばん好きだったのは、「ダッドリーくんとパパ」だった。さわやかな朝日を眺めながらシリアルを食べて...

ダッドリーくんと誰かの、ほのぼのとした会話に癒される12のお話。お天気の良い日に散歩しているような気分で一話一話を読んだ。クスッと笑える上質なユーモアがどのお話にもあって楽しい。 いちばん好きだったのは、「ダッドリーくんとパパ」だった。さわやかな朝日を眺めながらシリアルを食べているダッドリーくんが、「あぁ、いまのままが、ずっと、つづくといいな」とつぶやく。うんうん、そういうことってあるよね。なんでもないような時間に、たまらなく幸せを感じるようなときって。 「そうできることと、できないことがあるんだよ」「すべては、かわっていくからね。気づかないくらい、ゆっくりと。」お父さんのこの言葉は真理。だから寂しさを感じた。毎日見てるつむぐが、気づかないうちに成長してることや、親がいつの間にか歳をとってること、もちろん自分自身も気づけばもう34歳になりそうなことなど、変わっていくことが避けられないことについて考えてしまった。それにしても、「たとえば、かみの毛が、のびていくところは見えないけれど、いつのまにかのびていて、かならず、きらなきゃならないだろう?」は秀逸なたとえだなー。 「でも、かわらないですむほうほうってないの?」とダッドリーくんは訊ねる。あくまで変わらないでいたいダッドリーくんは可愛い。でも、「いやーさすがに無理じゃない?」って自分は思っちゃった。それは間違いだった。 「おぼえておけばいいんだ」「もし、だれかが、あるものはこうだったと、おぼえておけば、それは、ずっとかわらない」。 「おぼえていること」を伝え合う2人のやり取りは美しい。思い出せることが増えていくのが、「おとなになるってことの、いいところなんじゃないか」というお父さんの言葉を聞くと、さっきまでちょっと寂しさを感じていた心に希望が灯る。 「でも、いまだって、おぼえてることがたくさんあるのに、これからのことを、どうやっておぼえたらいいの?」と訊ねるダッドリーくん。「おまえが、いちばんいいとおもったものをおぼえておくといい」と答えるパパ。 ああーこの2人が好きだ。

Posted by ブクログ

2023/12/22

童話?寓話?のような…クスッと笑える12のお話。ダッドリーくん、まさにユーモアだな。 アーノルド・ローベルの挿絵が可愛らしくて素敵だった。

Posted by ブクログ

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