商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2023/04/19 |
JAN | 9784575246230 |
- 書籍
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私雨邸の殺人に関する各人の視点
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私雨邸の殺人に関する各人の視点
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商品レビュー
3.4
72件のお客様レビュー
山の中のお屋敷、土砂崩れにより孤立した状況で起こる殺人事件。クローズドサークルの本格ミステリ。 基本的に登場人物3人の視点で語られていくのだけど、ときどき入るXの説明が、本格ミステリっぽい。 なんだけど、たまに妙なツッコミの台詞とかもあって、それがまた面白い。 「ちゃうやん」...
山の中のお屋敷、土砂崩れにより孤立した状況で起こる殺人事件。クローズドサークルの本格ミステリ。 基本的に登場人物3人の視点で語られていくのだけど、ときどき入るXの説明が、本格ミステリっぽい。 なんだけど、たまに妙なツッコミの台詞とかもあって、それがまた面白い。 「ちゃうやん」「なんでやねん」とか連発する一条くんが、和ませてくれて、好きなキャラクターだなぁ。 二ノ宮くんは、けっこうアブナイ。今後も変な事件に首突っ込みそう。 素人たちが探偵の真似をして、「犯人がわかりました。○○さんが犯人です!」とかすぐ言っちゃって、結局間違ってるっていう展開も、面白いんだよな。 でもちゃんと推理小説なんだよな。 最後のシーンは、最後の死の真相がわかって、ちょっと怖かった。そんなことするかぁ。 最近気になる渡辺優さん。また読んでみよ。
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現実的に、洋館を訪れることなんてそうそう無いし、クローズドサークルや密室の殺人事件に遭遇することなんて、まずありえない。ましてやそこで都合良く名探偵がいて、名推理を展開するなんて現実には起こりえない。 でも、もしそんな状況下に普通の人達が巻き込まれたら…!? 探偵不在のミステリと...
現実的に、洋館を訪れることなんてそうそう無いし、クローズドサークルや密室の殺人事件に遭遇することなんて、まずありえない。ましてやそこで都合良く名探偵がいて、名推理を展開するなんて現実には起こりえない。 でも、もしそんな状況下に普通の人達が巻き込まれたら…!? 探偵不在のミステリという設定から、斬新さや引きの強さを感じて楽しく読み進められた。 嵐のため、道が土砂崩れに遭い山奥の別荘に閉じ込められた11人。そうこうしている内に、別荘のオーナーが密室で殺害されてしまう。残された人達は犯人を特定しようとしたり、外部との連絡手段を確保しようと動きだす。 11人の登場人物は、誰も彼も個性豊か。その中でも特にミステリ同好会の一条と二ノ宮の掛け合いが可笑しかった。 割と冷静でリアリストな関西人の一条。実際に殺人事件が起きた時、信じられない!と天を仰ぐ。次々と明かされる異様な事態に繰り返される『なんでやねん』だったり、『密室すな』、『ダイイングメッセージすな』と頭を抱えるリアクションがツボった笑。作中とは全然関係ないけど、新○劇の『ドリルすな』が頭に浮かんで笑ってしまう笑 一方でベタなミステリの展開が実際に起きて、心の中ではテンション爆上がりな二ノ宮。いや、気持ちは分かるけど、実際殺人事件が起きたら普通は動揺するでしょ、とリアルに引いた。けど、彼の最後までミステリに拘りたがる行き過ぎたキャラクター性は、この作品の面白要素の一つと思う。実際いたら鬱陶しいけど、作品の中ではナイスキャラ。 終盤、素人のグダグダな推理合戦もリアルで面白かった。それぞれ推理を披露するけど、素人がゆえの粗さに周りから矛盾点を突きつけられ、うなだれる。いや、まぁ普通そうなるよ、と労いたくなる。稚拙な推理で犯人に疑われた方はたまったもんじゃないだろうけど笑 この作品読む前の小説も、まぁまぁの本格ミステリのクローズドサークルモノだったので、そのギャップが面白くて楽しい読書体験だった。
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特に探偵役がいないから、それぞれが好きに捜査・推理して、好きに解釈して終わった。 なぜその人が死んだのか、完全に分かっている人は誰もいない…。 何だかちょっと不完全燃焼な感じ…。
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