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2020 ザ・ベストミステリーズ 講談社文庫
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2020 ザ・ベストミステリーズ 講談社文庫

日本推理作家協会(編者)

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2020 ザ・ベストミステリーズ 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/04/14
JAN 9784065314685

2020 ザ・ベストミステリーズ

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商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2023/09/25

図書館の端末で“井上真偽”を検索してヒットした本。しかも薬丸岳まで掲載されている!と喜んでいたら、つい最近読んだ『ブレイクニュース』の一篇だった。でも、どんでん返しがかなり良かった一篇だったので喜んで再読。 解説が、〇〇賞だらけで読むのが非常に難解。とりあえず、日本推理作家協会...

図書館の端末で“井上真偽”を検索してヒットした本。しかも薬丸岳まで掲載されている!と喜んでいたら、つい最近読んだ『ブレイクニュース』の一篇だった。でも、どんでん返しがかなり良かった一篇だったので喜んで再読。 解説が、〇〇賞だらけで読むのが非常に難解。とりあえず、日本推理作家協会の選考した作品はレベルが高いということを書いていると解釈してみた。 確かに収録の5話はどれも良かった。2020以降の「ザ・ベストミステリーズ」も読んでみたくなった。

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2023/06/14

ミステリーのアンソロジー。知念実希人『傷の証言』、薬丸岳『嫌疑不十分』が良かった。櫻田智也『コマチグモ』は単行本の『蝉かえる』ですでに読んだ作品だが、単発よりも同じ人物を追いかける『蝉かえる』で読んだ方が作品の良さがわかるのではないかと。真野光一『ウロボロス』も良かったが、なんだ...

ミステリーのアンソロジー。知念実希人『傷の証言』、薬丸岳『嫌疑不十分』が良かった。櫻田智也『コマチグモ』は単行本の『蝉かえる』ですでに読んだ作品だが、単発よりも同じ人物を追いかける『蝉かえる』で読んだ方が作品の良さがわかるのではないかと。真野光一『ウロボロス』も良かったが、なんだかこれで終わり?と言いたくなるような終わり方。もっと続きが読みたかった。それ以外の作品も面白いものが多かった。

Posted by ブクログ

2023/05/06

日本推理作家協会・編『2020 ザ・ベストミステリーズ』講談社文庫。 2019年に発表されたあらゆる短篇推理小説の中から日本推理作家協会の厳格な選考を通過した傑作9編を収録したアンソロジー。 矢樹純『夫の骨』、秋吉理香子『神様』、知念実希人『傷の証言』、真野光一『ウロボロス』...

日本推理作家協会・編『2020 ザ・ベストミステリーズ』講談社文庫。 2019年に発表されたあらゆる短篇推理小説の中から日本推理作家協会の厳格な選考を通過した傑作9編を収録したアンソロジー。 矢樹純『夫の骨』、秋吉理香子『神様』、知念実希人『傷の証言』、真野光一『ウロボロス』の4編が面白かった。 矢樹純『夫の骨』。第73回日本推理作家協会賞短編部門受賞作。既読。夫の死後に妻が物置の中に見付けた木箱に入った小さな骨は一体誰のものなのか。夫が義母の死後に庭木の根本から掘り返していた記憶が蘇る。複雑な思いと言い知れぬ恐怖とが交錯する、まさかの結末は見事。★★★★★ 秋吉理香子『神様』。神待ち少女のナナを主人公にした二転三転の展開と大仰天の結末が待ち受けるミステリー。山手線沿線で相次ぐ神待ち少女の殺害事件。所持金が少なくなり、途方に暮れるナナは同じく神待ちをするルイという少女と知り合う。やがて、ナナに声を掛ける男性が現れる。★★★★★ 井上真偽『青い告白』。トリックと謎解きがしっかり描かれた青春ミステリー。伊藤という女子高生が死亡する。その死は事故なのか、自殺なのか。同級生の東と古橋薊が事件の真相を調べる。その後が気になる結末。★★★ 木江恭『さかなの子』。終盤の畳み掛けるような悪趣味な描写に嫌な後味だけが残るミステリー。窪田眞魚の父親が何者かに撲殺される。眞魚の通う中学校の教師が眞魚を気遣う中、その教師に接近して来た霧島と名乗る週刊誌の記者。★★★ 近藤史恵『ホテル・カイザリン』。人生とは皮肉に満ちている。二度と味わうはずのない不幸が再び襲うという皮肉。ホテル・カイザリンに放火した疑いで取り調べを受ける女性。放火した理由は何か。毎週、火曜日にホテル・カイザリンに宿泊する駒田という女性は同じように独りで宿泊する八汐愁子という女性と知り合う。★★★★ 櫻田智也『コマチグモ』。事実は小説よりも奇なりと言うが、こういうこともあるのだろうと納得するような謎解き。シングルマザーの平朱美が自宅で昏倒した状態で発見され、娘の真知子が直後に交通事故に遭う。母娘の間に一体何があったのか。★★★★ 知念実希人『傷の証言』。既読。『十字架のカルテ』の第3話。ジェフリー・ディーヴァーのような捻りのある短編。引きこもりの弟が姉を刺した事件で、弟の精神鑑定を依頼された影山と弓削凜。弟には明らかに統合失調症の疑いがあったが、真実は。★★★★★ 真野光一『ウロボロス』。ベテラン作家らしい味のある文章とゆったりとしたペースで展開するミステリー。元警察官の与武は自らハローワークを回り、倉庫会社に就職する。与武は、何故かその会社の倉庫で働く鈴木陽子という女性が気になる。★★★★★ 薬丸岳『嫌疑不十分』。被害者と被疑者或いは犯人の視点で、問題提起するようなミステリーを描いている薬丸岳らしい短編。女性を暴行した容疑で逮捕され、嫌疑不十分で釈放された杉浦周平は、そのことが原因でなかなか職に付けず、焦っていた。藁をも掴む思いで、YouTubeのブレイクニュース代表の野依美鈴に窮状を訴える。★★★★ 定価1,100円 ★★★★

Posted by ブクログ