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夢魔の牢獄 講談社文庫
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夢魔の牢獄 講談社文庫

西澤保彦(著者)

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夢魔の牢獄 講談社文庫

847

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/04/14
JAN 9784065314609

夢魔の牢獄

¥847

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2024/02/19

――  脱法ミステリである。  『七回死んだ男』とはまた違う趣の、こちらはタイムリープというよりも憑依、オカルトSFミステリ、という印象で読了。エンディングもまるで霧の森、恐怖の靄に迷い込んで終わる。  オカルトでSFであるから、勿論正統派のミステリではない。なのにこの本格...

――  脱法ミステリである。  『七回死んだ男』とはまた違う趣の、こちらはタイムリープというよりも憑依、オカルトSFミステリ、という印象で読了。エンディングもまるで霧の森、恐怖の靄に迷い込んで終わる。  オカルトでSFであるから、勿論正統派のミステリではない。なのにこの本格感を得られるのは流石の筆。コミカルさと洒脱さで、グロテスクな物語がするりとエンタメ側に抜けてくる。そのあたりが脱法というイメージなのでしょう。  なんだかこそこそ読みたくなる良い一冊でした。  ☆3.6

Posted by ブクログ

2024/02/06

#読了 #西澤保彦 #夢魔の牢獄 #読書好きな人と繋がりたい タイムリープものは好きなのだが、この作品はダメでした

Posted by ブクログ

2023/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

SF的異能を軸に、過去の殺人事件の真相を追う一風変わったタイムリープものミステリー。 タイムリープはあくまで「夢の中での追体験」であり干渉はできないということと、「心の裡は読めない」という設定が面白かった。 また、帯の煽りに偽りなしって感じで、倒錯的なエロ描写が多い多いww にしても、同じ場面を何度も異なる視点から(感触とかもリアルに)味わうのってすごい、ストレスやばそう。主人公もう還暦近いのに…と変な心配をしてしまった。 そう考えると、田附のタフさには感心するw 同著者の「7回死んだ男」は読んだのだけど、あちらのスッキリ終わる感じとはまた違う、後味の苦さが良かった。 後味が悪い、と言うより、苦い、という気がする。 以下オチに関わる完全ネタバレ! ずっと、田附は一応関係者ではあるが他人事というか、あくまで自分の預かり知らぬところで起こった事件の真相を、安全圏から追っているという感じだった。(まあ実際田附があのメンバーの中で蚊帳の外すぎて可哀想になるけど) だからこそ、妙な安心感があった。 過去、何があったかはまだわからないけど、現実の田附はそれから長い年月が経ってもこうして過ごせている訳だし。 何があろうと何を知ろうと、現在の現実の田附には大して被害はないだろうな、と。 からの、紀巳絵が真犯人、はとても良い…! カタルシスを感じる。 「犯人は最序盤で登場している」というミステリーの王道。好きです。 しかも、事件からはもう年月が経ちすぎていて、紀巳絵ももう死んでいて。 これから何をどうすることもできない中、今後追体験するであろう過去に絶望するしかない…というオチはとても良かった。 欲を言うなら、その絶望的な場面の追体験こそ詳細に読みたかった!と思ったけど、そこは想像で補うしかないのか…。 かなり長い年月を描いているけど、それにもきちんと意味があり、ミステリーとしてとても楽しめました。 エロ描写のエグさは人を選ぶだろうけどw

Posted by ブクログ

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