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法廷遊戯 講談社文庫
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法廷遊戯 講談社文庫

五十嵐律人(著者)

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法廷遊戯 講談社文庫

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/04/14
JAN 9784065298602

法廷遊戯

¥880

商品レビュー

3.9

307件のお客様レビュー

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2024/02/20

Critical Hit!!

2024年2月読了。
少し前に映画化され、世間を賑わすヒットでは無かったが、桐谷さんの「これはスゴい!」と云う感想を聞いてw、興味を持ち読んだ。
感想としては「法律をど真ん中の基軸に置いた、スピード感の有る優れたミステリ」だった。
既存の『法律を扱ったミステリ』...

2024年2月読了。
少し前に映画化され、世間を賑わすヒットでは無かったが、桐谷さんの「これはスゴい!」と云う感想を聞いてw、興味を持ち読んだ。
感想としては「法律をど真ん中の基軸に置いた、スピード感の有る優れたミステリ」だった。
既存の『法律を扱ったミステリ』自体は多いが、冗漫で感情的な人間関係の展開や、ゲームの様な有り得ないプロットの物が多く、正直あまり素直に「面白い」と思える作品は多いとは言えない。

その点で本作は、確かな法律知識で優れた構成の優良ミステリだと思う。こういう良作に『人間が描けている、いない』のレベルのケチを付ける人は、単なる『意地悪』でしか無いだろう。
小説全体に漲るスピード感と過不足の無い法律説明は、著者の強い『武器』にも成っている。これは例え「本職の人だから」といって簡単に出来ることでは無い。
現に、昔々『本職弁護士でミステリ作家』を名乗っていた或る「大御所先生」は結局『断崖絶壁で決着付ける』様な作品ばかりを書き、2時間ドラマ等で著作権料を稼ぐ様に成ったら、傲慢な態度と多数のゴーストライターを抱えた事でしか有名に成らなかったものだ。

ただ、敢えて「意地悪」を言わせて貰えれば、肝心の主役とヒロインの二人に、もう少し人物や性格の描写を加えていれば、歴史に残る大傑作に成ったと思う。アクロバティックな展開には『重石』と成る「人間性」が相対的に不可欠だからだ。

左衛門佐

2026/01/29

この本を読んで「正しさ」と「罪」のあいまいさについて考えさせられました。法律は人を捌くための明確なルールだけれどこの本てはその法律が人の心や過去によって簡単に変えられてしまっていました。 法律は万能ではなく、使う人間の良心があってこそ意味を持つのかと思いました。

Posted by ブクログ

2026/01/22

とあるロースクールで学生たちによって法律を使ったゲームが行われていた。名誉毀損罪や窃盗罪など、違法行為を行った疑いのある学生が模擬法廷に引っ張れ出され、審判者によって無罪か有罪か、そして罰の内容まで決められるという「無辜(むこ)ゲーム」。 実際に存在していたら学校に批判が殺到し...

とあるロースクールで学生たちによって法律を使ったゲームが行われていた。名誉毀損罪や窃盗罪など、違法行為を行った疑いのある学生が模擬法廷に引っ張れ出され、審判者によって無罪か有罪か、そして罰の内容まで決められるという「無辜(むこ)ゲーム」。 実際に存在していたら学校に批判が殺到しそうなゲームだが、小説の世界だとなんとも興味をそそられる。 そこから話が思わぬ方向に二転三転して最後まで夢中になって読んだ。だが読みながら感じたのは、弁護士ってめちゃくちゃ大変だということ! 主人公はロースクールを卒業し、弁護士としてある刑事事件を担当する。彼は地道に時間をかけながら一つ一つの証拠を集めて、被告人とも幾度となく接見して、法廷では検察という大きな組織と立ち向かう。 高給取りだがお金を使う時間がない職業の代表格として、医者とともに弁護士が挙げられているのを見たことがあるが、これは確かに… それでもこの仕事をやりたいという強い意欲と、屈曲な身体やメンタルを持ち合わせていなければ、やっていくのは難しいだろう。 作者の五十嵐さんは弁護士としても働いているらしい。 小説家さんが作品のためにこれほど深く法律の勉強をするのはさぞ大変だっただろう…と読みながら余計な想像をしていたが、読後にそのことを知って納得がいった。実経験に裏付けられた深みだったのか。 法律の世界がエンタメに昇華され、取っ掛かりやすい形で法律を知ることのできる作品になっている。著者の他作品も読みたくなった。

Posted by ブクログ