商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | マイナビ出版 |
発売年月日 | 2023/04/21 |
JAN | 9784839981327 |
- 書籍
- 文庫
世界一くだらない謎を解く探偵のまったり事件簿
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世界一くだらない謎を解く探偵のまったり事件簿
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
おひとり様限定の宿には、くだらない謎、を ひとつ持ってくるのが条件。 すごい理由で逗留する事になってしまった主人公。 そしてその間に…という、偶然。 主人公の過去、宿主の過去。 人が聞いたら微妙な気持ちになるかも知れませんが 本人にとっては、大事な後悔と道の選択の謎。 そう考え...
おひとり様限定の宿には、くだらない謎、を ひとつ持ってくるのが条件。 すごい理由で逗留する事になってしまった主人公。 そしてその間に…という、偶然。 主人公の過去、宿主の過去。 人が聞いたら微妙な気持ちになるかも知れませんが 本人にとっては、大事な後悔と道の選択の謎。 そう考えると、次にきたお客さんが 案外平和だったかも、です。
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徳島の祖谷で元刑事が1日おひとりさま限定の宿を営み、宿泊客は「世界一くだらない謎」を持って泊まりにきます。 客観的にくだらない、思われる事柄でも真摯に受け止め寄り添う店主。謎解きをしながら答え以上の真相を示しその内容にほっこりしました。 徳島というか、四国に行ったことがないの...
徳島の祖谷で元刑事が1日おひとりさま限定の宿を営み、宿泊客は「世界一くだらない謎」を持って泊まりにきます。 客観的にくだらない、思われる事柄でも真摯に受け止め寄り添う店主。謎解きをしながら答え以上の真相を示しその内容にほっこりしました。 徳島というか、四国に行ったことがないので、是非行きたい!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分から見てどんなに「くだらない」ことでも、相手にしてみれば「くだらない」とは限らない。 宿泊する条件として「くだらない謎」を用意しないといけない旅館の利用客は結局みな、決して「くだらない」と一蹴できるような謎を持ってきた訳ではなかった。 人は死なない、怪我人すら出ない、それでも利用客にとっては大切なものだ。 いや、「大切なものなのだ」ということに気付かせてくれる。 そんな一泊を用意してくれるのが、この物語の舞台である。 場所は徳島。 かの有名なかずら橋の近く。 あの橋、本当に怖い……お金払って怖い思いするのだから割に合わない(個人の感想です) 他にもジップラインや小便小僧など観光ネタを織り交ぜつつ、本編は前述通りの「くだらない謎」を解く元刑事の探偵(?)阿久井が営む旅館での物語。 主人公入れ替え制かなと思ったら、最初の話に登場した櫻井女史が読者側に近い視点で物語全体を俯瞰するスタイル。 彼女も元編集ということもあり、阿久井さんほどではないにしろ、なかなかの観察眼や推理力をお持ち。 ゆえに、時々読者をミスリードに誘うが。 特に4話目のは自分も遺骨かと思ってしまった。 やられたがね。 阿久井さん自身も「くだらない」と言いつつ、決してくだらなくはないトラウマ的過去をお持ちの人。 行く当てをなくしてしまった櫻井女史に執着する理由がはぐらかされたようにも思うし(多少語られたが不十分な気がした)彼女の連泊はまだまだ続く。 つまり彼女を伴った謎解きの日々は続くということで、物語自体が続く余地ありということだろう。 そのときは、阿久井さん自身の掘り下げにも期待したい。
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