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“歪んだ法"に壊される日本 事件・事故の裏側にある「闇」
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/03/20 |
JAN | 9784046061539 |
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“歪んだ法"に壊される日本 事件・事故の裏側にある「闇」
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
内容的にはタイトルにあるように”歪んだ法”の実態がよく分かる好書である。近年の冤罪や政治家にまつわるざる法、今後重大問題化するに違いない自動運転自動車に適応できる法律論的議論もカバーされている。 一方で、著者は理科系大学卒業生だったが、就職後独学で司法試験を目指し法曹に入った”法...
内容的にはタイトルにあるように”歪んだ法”の実態がよく分かる好書である。近年の冤罪や政治家にまつわるざる法、今後重大問題化するに違いない自動運転自動車に適応できる法律論的議論もカバーされている。 一方で、著者は理科系大学卒業生だったが、就職後独学で司法試験を目指し法曹に入った”法のど素人”を自称している。その観点から、日本における法教育の欠如を憂いているが、そこから当然進むべき裁判員制度や裁判員教育、さらには陪審員制度への展開が皆無で大変残念だった。一説によると、法曹界に入った人は裁判員制度を軽んずる傾向があるがらしいが、法教育を提唱することが本書の目的なのであれば、そこが全くカバーされていないのはむしろ欠陥である。
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当たり前に流していたことに対する反省をした。もう少し洞察して世の中を見なければならない。原子力に対する法の不在は興味深い。
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ブログやYouTubeで精力的に発言を続けている郷原信郎氏による著書。日本における法の内容や実際の運用のでたらめさ加減によって、いかに国民に被害が及んでいるか、悲劇が襲っているかを如実に語ってくれている。 巻頭で、日本人には法教育がなされていない、それが今の日本社会に蔓延する法...
ブログやYouTubeで精力的に発言を続けている郷原信郎氏による著書。日本における法の内容や実際の運用のでたらめさ加減によって、いかに国民に被害が及んでいるか、悲劇が襲っているかを如実に語ってくれている。 巻頭で、日本人には法教育がなされていない、それが今の日本社会に蔓延する法内容、法運用に対するでたらめさを許容させている元凶だと指摘してる。全くその通りだと思う。私自身、大学の学部は人文学系だったし、法律とは全く無縁だったから、社会人となってから独学で行政書士の資格の勉強をしたのが法律に触れた最初であった。その後、司法試験にチャレンジした経緯もあり、法の仕組み、体系やその運用、法の精神の基本を自分の常識として取り込むことには至った。が、このように、自分から積極的に興味をもって取りに行かない限り、法治国家、法の精神、民事と刑事の違い等の基本をつかむなど、到底おぼつかない。 思うに、日本政府は国民にそうした法の精神を習得してもらいたくないのだろう。なぜなら、それは自分たちの権力基盤が法、その根本は憲法にあり、それは同時に国民の人権擁護を至上命題とするという理念を無視し得なくなるからだ。国民には永遠にバカのままでいてもらいたい。お上が至上命題であり、絶対正義であり、決して逆らえないものなのだ、と信じて永遠におとなしく這いつくばったままでいてもらいたい。それが、日本の政治家たち、とりわけ保守系の世襲議員と呼ばれた政治屋たちの偽らざる願いである。だとすれば、日本人に法教育を施すなんて、そんな馬鹿な真似をするはずがない。常識ある社会人は、永久に「自分は法律の素人ですから」と敬遠して、自分の頭で考えないようにしていてもらいたい。為政者の願いはそこに尽きる。それゆえに、郷原氏の願いとは裏腹に、日本の小中学校、高校で法教育が施されるなんてことは永久にないだろう。せいぜい、投資セミナーもどきが開催されて、未来の投資家=顧客獲得を狙う大企業の思惑が教育現場に持ち込まれるのが関の山だ。 あとがきで、郷原氏は、本書の内容にかんがみ「法の茶番」という言葉がよぎったと述べている。まさしく言いえて妙だ。 刑事司法の現場でまかり通っている「人質司法」は、「罪証隠滅のおそれ」ではなく「自白撤回のおそれ」を体現しているだけではないか、という茶番(第1章 刑事司法が「普通の市民」に牙をむくとき)。県連を通せば合法的マネーロンダリングになっても、現職の国会議員がじかに現ナマを手渡せば「選挙運動買収」で取っ捕まるという茶番(第2章 「日本の政治」がダメな本当の理由)。福島原発事故の被災者が訴えても無罪しか判断されないくせに、これが株主の訴えになればたちまち地球史上最高額の賠償命令が東電元経営陣個人に下るという茶番(第3章 東電旧経営陣への13兆賠償命令という「異常な判決」)。「消費税は預かり税」というでっちあげを消費税法導入時に旧大蔵省と国税庁が一大キャンペーンでもって浸透させ、それにマスコミも徹底的に加担した経緯もあって、今更ながらに「あれは嘘でした」と訂正できないまま、ずるずる今の日本社会の疲弊を生み出した元凶を野放しにし続けているという茶番(第4章 「消費税は預かり税」という虚構が日本経済を蝕んでいる)。そして、重大バス事故惨事の引き金となった事故車両の検証を、当の車両メーカーの子会社に持ち込み、事故車両に問題なかったとの報告をもとに、では犯人は運転手だ、との結論ありきで審理を進める警察、検察そして裁判所の茶番(第5章 交通事故の加害者がつくり出されるとき)。 いずれも茶番に違いないが、しかしその影響は深刻だ。間違いなく国民を不幸にし、社会を疲弊させていくばかりの構造になっている。この構造から抜け出すには、おそらく、一人一人の意識の向上、ありていに言えば目覚めが必要だと思われる。その意味で、小さい頃からの法教育は絶対的に必要だと思われるのだが、まあ、今の為政者は絶対にやらないだろうなあ、何しろ自分たちの首を絞めるしかないもの。そもそも彼ら自身が自分の頭で考えることをしない人種であるから、自分の頭で思考できる人間の出現など、絶対に許容できるはずもないだろうし。 そうだとすれば、一人一人の自覚、それを他者と共有することの大切さが問われてくることになるのかと思われる。これからの時代、ますますSNSなどを通じて、時間、場所問わず意識の共有、意識の進化発展を図れるし、そうしていくべきだろう。でなければ、早晩、この国は、この社会は斜陽の一途をたどり、行きつくところまで行きつかねば永久に目覚めるなぞ土台無理なこと、となるのがオチだろう。
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