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昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 双葉文庫
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昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 双葉文庫

椰月美智子(著者)

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昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 双葉文庫

682

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2023/04/12
JAN 9784575526554

昔はおれと同い年だった田中さんとの友情

¥682

商品レビュー

4.4

10件のお客様レビュー

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2024/09/04

一人の老人 も70余年も遡ると思春期の少年になる、当たり前の事なのに改めて確認してしまった。 内容は想像通りの少年と老人の心の交流、そして戦争のはなしをして…という流れ。予想通りだったにも関わらず、なぜどうしてこんなにも涙が出るのかと言う程泣けてしまった。 小学生に戦争の話をそ...

一人の老人 も70余年も遡ると思春期の少年になる、当たり前の事なのに改めて確認してしまった。 内容は想像通りの少年と老人の心の交流、そして戦争のはなしをして…という流れ。予想通りだったにも関わらず、なぜどうしてこんなにも涙が出るのかと言う程泣けてしまった。 小学生に戦争の話をそこまで〜とも思うけれど、侮るなかれ、小学生は大人が思うほど物知らずではなく、考え無しでもない。 子どもが自分で考え事をなしまとめ上げる、素晴らしい講演会を聴かせていただきました。ありがとう。 テレビドラマになったと読後、知った。 是非見てみたかった。

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2024/09/03

映画「幸せなひとりぼっち」のような堅物おじいさんと男の子の話かなーなんて思ってたら真逆でした とっっっても優しくて器の大きいおじいさんと スケボーする場所がなくて困っている小学生男児 おじいさんの怪我をきっかけに生活のお手伝いをすることに 一言でいうとほっこり系 戦争も孤...

映画「幸せなひとりぼっち」のような堅物おじいさんと男の子の話かなーなんて思ってたら真逆でした とっっっても優しくて器の大きいおじいさんと スケボーする場所がなくて困っている小学生男児 おじいさんの怪我をきっかけに生活のお手伝いをすることに 一言でいうとほっこり系 戦争も孤独も経験した老人が捻くれたりせず、こんなに優しいのが逆に不思議! こんな歳の取り方をしたいもんだ

Posted by ブクログ

2024/08/30

すごく良い話だった。 11歳の"おれ"こと拓人と、友だちの忍、宇太佳の3人はスケボーが大好き。ある日神社の前でスケボーの練習をしていると、管理人さんである田中さんに出会う。スケボーをやってみて怪我をした田中さんの為にお手伝いをしに行くこととな...

すごく良い話だった。 11歳の"おれ"こと拓人と、友だちの忍、宇太佳の3人はスケボーが大好き。ある日神社の前でスケボーの練習をしていると、管理人さんである田中さんに出会う。スケボーをやってみて怪我をした田中さんの為にお手伝いをしに行くこととなる拓人たち。そんななか、田中さんが11歳のときに戦災で家族も家も失ったことを知る。 すごく優しい田中さんと11歳の男の子3人との友情。田中さんのことを慕い、他のみんなにも田中さんの人生を知ってもらいたいと思う拓人たち3人の一生懸命さがとても素敵だと感じた。 自分たちの街に爆弾が落とされたこと、その犠牲者が24人だったと初めて知ったときに拓人たち3人が咄嗟に「意外と少ないな」と感じてしまったこと、その後犠牲者のなかに田中さんの母と妹が含まれていたことを知り、被害を身近に感じるシーンが胸に迫る。 …二十三人という人数が、妙にリアルに迫ってくる。二組のクラスは二十四人だ。たった一人を残して、みんな死んでしまったということだ。 「そのとき、わたしは十一歳だった」 おれたちは、また三人で顔を見合わせた。自分たちと同じ年だ。心臓がどくどくと音を立てる。 (p.73) 田中さんの話をみんなに知ってもらいたいと動く拓人たち3人の姿も良いが、六年二組の他のクラスメイトたちも田中さんに取材したり、戦争について調べたりと一生懸命になるところが良いなと思った。最初の話し合いで、「人がたくさん死んだ戦争の話なんて聞きたくない。そんな怖い話をわざわざ聞きたくない。悲しい気分になるし」「戦争は昔のことで、今のわたしたちとは関係ない」と言いはる女児の存在も戦争に関して人々がもっているひとつの考え方としてリアルだなと感じた。 田中さんと拓人たちの絆にグッとくる小説だった。 最後の森絵都さんの解説のなかの一節も考えさせられた。 …過酷な人生を生きてきながらも、毎日にこにこと笑顔をたやさない田中さん。チョコバナナ一つにも輝くそのみずみずしい好奇心や、今ある世界を尊ぶ菩薩ぶりは、私たちにとても大事なことを教えてくれる。過去に悲しいことがあったからといって、今も悲しく生きる必要はないと。 (p.193)

Posted by ブクログ

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